星を研究する人

星や宇宙、占星術、タロット、哲学、心理学、潜在意識や引き寄せ、悟りといった、学問的なものからスピリチュアルなものまで、興味あることを自分なりに理解しまとめるためのブログ

インド占星術と西洋占星術の違いをまとめる②

簡単にまとめるだけだったのに、簡単ではなくなってしまい、今回も例外なく無駄に長くなってますが…;汗

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↑ここからの話の流れの最終回です一応。笑


インド占星術と西洋占星術のその他の相違点


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↑これ(前回)からの続きです。
星座帯の違いから、使う星の違いを書きましたが、


ホロスコープの違い


これは、文字より、実際のホロスコープを見た方がわかりやすいと思うので、図で説明します。

まずは馴染みのある西洋占星術で使われるホロスコープです。
以前の記事で使った人を例に使ってみます。


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2006年6月6日AM4:00東京生まれ/イコールハウス

screen capture by iphemeris


以下が、上記と同じ人のインド占星術で使われるホロスコープ南インド)です。

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2006年6月6日AM4:00東京生まれ

西洋占星術ホロスコープに馴染みのある人は少し抵抗があるかもですが、逆に紫微斗数に馴染みがある人はこちらの形の方が馴染みあるかもしれないです。




ホロスコープの様式の種類

また、西洋占星術ホロスコープは基本大体同じ様式ですが、
インド占星術には南インド北インドホロスコープの表示の仕方に若干違いがあります。
南インドホロスコープには、サインの位置が固定され、
北インド方式は、逆にハウスが固定されています。

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南インド式と北インド

南インドでは、サイン位置は固定されてますが、ハウスはその人によって違うので、アセンダント(インド占星術ではラグナと呼ぶ)だけ記して、そこを1ハウスとして右回りに順にハウスが決まります。
どの位置が何座というのは見ればわかるので、何座とか何ハウスとかいう記載はありません。
星座固定なので、どの天体がどの星座に入っているかわかりやすいのが特徴です。

一方、北インド方式は、逆にハウスが固定され、左回りに星座を配置していくスタイルです。星座番号は1が牡羊座、2が牡牛座…と数字を降っていきます。
上の図の数字はハウスの数字で、ここでは説明のために記載しましたが、ハウスは固定されているので通常は記載しません。(通常記載されてる数字は星座番号なのでちょっとややこしく、慣れが必要かもです;)
こちらはハウスが固定されてるので、どの天体がどのハウスに入っているかがわかりやすくなっています

日本では、どちらも使われていますが、南インドを使われている方が多い印象。東インド式というものもあるようなのですが、日本ではあまり使われていないようなので、ここでは割愛。


ホロスコープの違いの特徴


違いの特徴として、西洋占星術は、ハウス方式に種類があるため、ハウスのカスプ(境界線)とサイン(星座)が必ずしも同じになりませんが、
インド占星術は、ハウスのカスプ(境界線)はそのままサイン(星座)の境界線と同じで、ハウス=サイン(星座)となってます。

この記事でもハウス方式については少し触れてますが、
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西洋占星術でいうとイコールハウス方式みたいな感じです。
つまり、ハウスとサインが完全に一致してます。




星座のズレ


では、これらを踏まえて、
先ほどのインド占星術ホロスコープを見てみますと。。。

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記号はAS=アセンダント、Su=太陽、Mo=月、Me=水星、Ve=金星、Ma=火星、Ju=木星、Sa=土星、Ra=ラーフ(ドラゴンヘッド)、ke=ケートゥ(ドラゴンテイル)、Rは逆行の意味です。


西洋占星術とインド占星術では天体の星座が大体ずれてますね。

この人は西洋占星術では、太陽は双子座ですが、インド占星術だと、牡牛座です。
前回の記事で書きましたサインを区切る基準システム(トロピカル方式サイデリアル方式)の違いの差によるズレなのです。

度数によっては、ズレない天体もありますが、この例の人は、アセンダントを含むすべての天体のサインが変わっています。

西洋占星術とインド占星術で天体が変わる人もいるかと思いますが、たまに、「射手座だけど、蠍座っぽいな…」と思ってた人は、もしかしたら、こういう部分でわかるかもしれません。
逆にどっちも変わらないという人は、その星があるサインが、かなりその人本人に影響を与えていると言えるでしょう。




使うアスペクトの違い

   →第1種(メジャー)アスペクト(0°、60°、120°、180°)、
   →第2種(マイナー)アスペクト(30°、45°、36°、150°)、
   →第3種(マイナー)アスペクト(75°、40°、51.4286°、135°、144°)

   →基本、0°(同じハウス)と180°(対向のハウス)のみ。
   →火星と木星土星だけはこれに+独自のアスペクトがある。
   →ハウスともアスペクトを組む


西洋占星術は、アスペクトの種類が複数あり、星と星の度数の角度を正確にとります。しかし、ぴったりの角度だけをとらず、その角度に許容範囲(オーブ)をとるのがほとんどです。
例えば、オーブ(許容度)を5度とした場合、正確なコンジャクション(0度)の角度をとる前後±5度までの角度なら、「コンジャクション(0度)のアスペクトがある」とします。
さらに、使用するアスペクトやオーブが占星術師によって違ったりします。


一方、インド占星術では、基本的には、その星が何度の位置にあろうと、同じ部屋に星がある、または、対向の部屋(その星から数えて7番目の部屋)に星があれば、「アスペクトがある」として成立します。
そのため、オーブ(許容度)は存在しません。

また、火星土星木星だけは、上記+それぞれ独自にとるアスペクト(例:木星木星在住室から5番目と9番目など)があります。


また、以下のように、天体が入っていなくても、ハウスに対してアスペクトを見ることもあります。

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※AS(アセンダント)が山羊座の場合、1ハウスは金星と太陽からアスペクトを受けてると解釈する

このようにインド占星術は、ハウスの区切りが明確で、度数に関係なく天体が入ってるそのハウスから何番目という数え方をするので、術者によっての差異はなく、誰がみてもアスペクトがわかりやすいです。





******

ここで紹介したのは、ごくごく初歩的で代表的な部分ですが、その他にもっと多くの技法や、インド占星術独自のシステムがあります。。。が、ちょっと長くなりすぎたので、ここでは割愛します…




ベースとなる価値観・考え方の違い・まとめ


最後に、価値観と考え方の違いについて触れたいと思います。

インド占星術西洋占星術との違いは、これまで書いてきたように多々ありますが、特に大きいなと感じる部分はやはりその世界観というか解釈の違いです。

インド占星術は、過去世からの因縁・業(カルマ)があり、その宿命を受け入れるというのが前提な感じなので、輪廻転生を繰り返し、欲=煩悩を捨てて、解脱を目指すというような価値観に基づいています。

なので、西洋占星術とは価値観が異なり、西洋占星術で吉とされることでも、インド占星術では凶とされます。

この辺は以前の記事で違いを書いた東洋占術と似ていて、吉凶の判断が厳しいです。努力でなんとかなる部分と、努力ではどうにもならない部分がはっきりしています。

絶対宿命論。

この辺は紫微斗数(欽天四化派など)に近いものがあります。
紫微斗数西洋占星術インド占星術と似ていて、東洋占術らしく流派によって占断が全然違います。
紫微斗数との関連についてはまた今度まとめられたらまとめたいです。


このカルマ(宿命論)と自由主義の価値観が、大きく違います。

まぁインドの時代背景を考えると、カースト制があったように、王族が平民と同じ星の命(カルマ)であったら話にならないので、インド占星術のこのような部分は徹底してます。

以前にも書きましたが、そうやって考えると、西洋占星術自由主義的な解釈の傾向が強いのかもしれないです。

これは欧米的な価値観の違いかもですが。



あえて簡素に言うなれば、インド占星術古典重要視で、西洋占星術現実重要視という感じがします。

戦後、欧米の考え方が入ってきた時代背景もあって、現代の日本では、西洋占星術が合ってるような気もしますが、
前回の記事でも書きましたが、だからといってどっちが良い悪いとかではないんだな、と思います。


古典をベースとした上で、今の占いがあるなと思うので、古典というのは、やはり全ての物事の原点でもあるし、古典には古典の重要性や良さがある。
また、物事を動かすのはいつの時代もその時に対応した斬新なアイディアや新鮮さだったりするので、時代に合わせて対応していける現代の占術は、その柔軟性が良さでもあります。

どっちもそれぞれの考え方から、それぞれの良さがあるんだな、と思いました。




以上、全然まとまってない感あり、長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます…!
とりあえず、インド占星術と西洋占星術の違いについてでした。





インド占星術と西洋占星術との違いをまとめる①

インド占星術について、

↓前回からの続きです。

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今回は、現代に馴染みのある西洋占星術との違いについて主にまとめます。
そして例外なく長くなったので、さらにわけました。。笑

インド占星術と西洋占星術の共通点と相違点


西洋占星術の特徴の1つとして、目立った流派が存在しないことです。
しかし、東洋占術には流派が複数存在しています。
インド占星術も、パラシャラー占星術、ジャイミニ占星術クリシュナムルティ占星術などいった異なった占術技法があります。
一般的に、インド占星術と言われてるのは、パラシャラー占星術のことを指しますので、ここでもそれをメインに違いをまとめます。

ということで、基本的には出生図(ネイタル・ラーシ)を両方の占星術で見た場合の主な違いや共通点などを主に整理していきます。

まずは共通点から。

共通点


古典の西洋占星術を汲んでる流れで、使用する概念(サインやハウスなど)は同じですが、インド占星術と西洋占星術でそれぞれ異なる意味で解釈しているという細かい差異はあります。


  • サイン(12星座)の概念
  • 天体の概念
  • ハウスの概念
  • 占術の用途の種類

  (インド占星術にも、マンデーンやホラリー、エレクショナルなどがある




使用する星座帯の違い


まず一番大きいところでいうとここです。
サインの概念は同じくありますが、そのサインの位置を決める星座帯のシステム(サインを区切る基準の方式)に違いがあります。

星座帯とは、つまりホロスコープの円周になる、黄道12星座のことですね。

  • 西洋占星術  →トロピカル方式
  • インド占星術 →サイデリアル方式


このブログは西洋占星術の記事も扱ってるので、ちょっとここはもう少し詳しく説明を入れておきます。



トロピカル方式とサイデリアル方式


↓ここで説明してるサインの区切り方がトロピカル方式です。
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つまり、毎年の春分点牡羊座の起点(0度)とし、そこから30度ずつサインを区切っていくのをトロピカル方式による星座帯と言います。

でも、西洋占星術で「牡羊座(牡羊宮)」と定めている範囲は、実際の恒星である「牡羊座」にはありません。
その理由は、公転面の垂線に対して地球の地軸が傾いているため、地球の自転による歳差運動によって、12星座は毎年少しずつ東から西へずれ、実際の恒星である12星座と12星宮は位置がずれてしまっているのです。

そのため、西洋占星術では、「12星座」を恒星で出来た星座のことではなく、あくまで春分点より12区分した、指標としての12星宮(サイン)として扱っています。


一方、サイデリアル方式は、実際の恒星を元に、12サインを区切っています。
トロピカル方式では、実際の星座の名称と天空の星座の位置はずれてますが、恒星の星を基準としてるので、サイデリアル方式では常に一致します。



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実際、トロピカル星座帯サイデリアル星座帯の差異は、現在、約24度くらいと言われています。
この差異のことを、インド占星術では、アヤナムシャ(Ayanamsa)と呼んでいます。

つまり、現在の牡羊宮と呼ばれている位置のバックの宇宙には、魚座の星々が輝いているということですね。


そうなると一見、「えっじゃあサイデリアル方式の方が正確なんじゃ…」と思われるかもしれないんですが、これは考え方の違いです。

確かに、かつては、トロピカルサイデリアルも差異はありませんでした。
差異が出たなら、かつてあったところに基準を定めようとするのは一見合理的です。

だけれど、背後にある恒星も止まっているものではなく、動いているものなので、どの星を基準にすればいいのか不明確であるという問題があります。
専門家の間で基準点が異なっているため、そうなるとホロスコープ自体変わってしまい、時期読みも全てずれてしまいます。

故に、インド占星術では、この差、つまりアヤナムシャ(Ayanamsa)の精度が大事になってきます。
この精度が、インド占星術においての精度といっても過言ではないです。



対して、トロピカル方式は常に春分点から基準を決めているので、そういったことは起こりません。

かつて、「春」とされてきたものが、時代に合わせて移ってきたなら、その「春」という季節に合わせて、12星座を区切っているからです。
春生まれ、夏生まれ、秋生まれ、冬生まれという季節感覚を大事にした方式と言えます。
つまり、サインとは季節の移り変わりなのです。
そういう意味ではトロピカル方式も合理的に思えますね。




西洋占星術では、こうした時代にあわせていける柔軟さを持ちます。
動かせる部分の「運命」に重きを置く、という観点ではトロピカル方式が合ってると思うし、

対してインド占星術は、その人の「魂」をみるということがベースにあるので、自分の生まれてきた本来の「宿命」を知るための、魂の出発点を知るという点において、サイデリアル方式を有効としているのではないか思います。



ここに、インド占星術と西洋占星術の考え方の根本的な違いが見て取れます。

どちらが良い、悪いではなく、価値観や考え方の違いですね。
この点は、違いのまとめの一番最後にまた触れたいと思います。


使う天体の違い


古典の西洋占星術や、インド占星術では、土星以遠の天体(トランスサタニアン)=海王星天王星冥王星はまだ発見されていなかったため、
太陽・月・水星・火星・金星・木星土星の基本7天体で見てきます。


  • インド占星術    →7天体+2虚星(ラーフ・ケートゥ)




ラーフケートゥというのは、西洋占星術でいうところの、ノード*2ドラゴンヘッドとドラゴンテイル)のことです。
インド占星術では、ドラゴンヘッド*3をラーフ、ドラゴンテイル*4をケートゥと呼び、虚星として扱っています。


また、凶星とされる星も違います。

西洋占星術では、凶星といえば、基本的に、火星・土星+トランスサタニアン(海王星天王星冥王星が上げられますが、現代の西洋占星術では、あまり「凶」と決めつけていません。
凶というのは、作用が極端だったり強いというだけであり、「凶」か「吉」となるかは人による、

という心理的な観点を生かした、非常に現代らしい西洋占星術の考え方が主流となってきていますが、(古典の西洋占星術は別)


一方、インド占星術での凶星は、「凶」とはっきり決まってます。笑

火星・土星・太陽・ラーフ・ケートゥです。


金星と木星吉星とするのは同じです。
月と水星は、場所によって吉凶が変わるため中性と(月は弱い吉星とも)されています。


また、西洋占星術とインド占星術では、天体それぞれに与えられる意味が若干違います。

例えば、女性にとっての夫は、西洋占星術では「太陽」をみますが、インド占星術では、夫を意味する星は「木星」になります。


他にもありますが、こうした細かい違いがあったりします。




重要視する星の違い


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先程の凶星の扱いの違いで、太陽がありましたが、西洋占星術に太陽が凶作用というのはあまり聞きません。
しかし、インド占星術では、太陽は凶星に位置づけられています。

なぜなら、太陽は、インド占星術では「エゴ」とされているからです。これは根底にあるインドの思想と関わってる感じがします。。


以前の記事でも触れましたが、インド占星術は、宿曜とも関わりが深く、月をとても重要視します。
そのため、月ラグナといって、月でもアセンダントをとることができます。

西洋占星術では、太陽は目的意識として重視したり、性格分類としても使われますが、インド占星術では性格は、太陽は使用せず月でみます。


さきほどの、サインを区切る基準の方式の違い(トロピカル方式サイデリアル方式)の話にもありましたが、西洋占星術は、季節感覚を大事にする占星術で、春分点を基準とするトロピカル方式を採用します。季節って、つまりは太陽の動きのことなんですね。

そういう意味でも、西洋占星術にとって太陽を重視する意味がみてとれます。


なので、この違いは結構大きい気がします。







*****

ざっとこんな感じですが、あとは、これらをふまえたホロスコープの違いなどを次回書いて終わります。。!笑









*1:西洋占星術には、実在する星以外にも、小惑星や、計算によって導き出されたポイントがたくさんあり、どれを用いるかは占星術師によって違う。

*2:実在の惑星ではなく、計算によって導き出される、月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)の交点のこと。この地点の近くで新月・満月が起こるときは、日食・月食になる。ヨーロッパでは、日食・月食が起こるポイントを空飛ぶ竜が太陽と月を食らう姿をイメージしたことから、星が姿を消す2つのポイントを竜の頭(ヘッド)と尾(テイル)になぞらえて、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル(一般に昇交点・降交点)とも呼ばれる。これら2つの点は正反対に位置し、約19年で1周する。

*3:黄道に対して月が北上するポイント(昇交点)

*4:黄道に対して月が南下するポイント(降交点)

インド占星術についてまとめる。

9月になりました。そして8月はまさかの1回しか更新できてない…!!!というすっかりご無沙汰更新に戻っています(・・;)笑


今回は、前回の記事や、他のでもちょいちょい出てきているインド占星術について、ここらで一度ちょっと触れておきたく。
インド占星術って一体何なの??
ってところから、
西洋占星術とどう違うの??
という2点に絞って、ごくごく初歩的な部分を簡単にまとめてみようと思います。今後の記事のためにも。笑

そして例外なく長くなったので、記事を分けました。笑
今回はインド占星術についての概要です。



インド占星術とは?


インド占星術については、以下の記事でも少しまとめてますので内容は少し被りますが、概要を再度触れときます。

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インド占星術は、西洋占星術に比べたらまだまだマイナーな占星術ですが、近年は紫微斗数よりはメジャー感が出てきてます。笑


西洋占星術に然り、占術全般は全てものすごく奥深いんですが、紫微斗数とインド占星術は、ロジックが明快です。

インド占星術は、「Jyotish(ジョーティッシュ=光の科学)」と呼ばれる名のとおり、論理的で再現性が高く、直感型というよりかは理論×理論で導き出していく占術なので、理詰めで考えていく東洋占術がお好きな人や、勉強好きな人は結構好きかもしれません。

しかし、その発祥経緯やその特徴から、非常に奥深くマニアックで面白い占術であることがわかります。


歴史と発祥とその特徴


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一説によると、インド占星術の発祥の歴史は5000年ほどあるとも言われています。


ギリシアからの発祥説と、古来インドより発祥したという説があり、
諸説ありますが、上記の図は、一般的に言われている流れ(ギリシア発祥)です。

しかし、よく調べてみると、インド占星術の大元を書いたとされる人は、紀元前3000年より前とされ、その時代より前のインドで天文学の記述が確認されるような考古学的証拠も発見されているようなので、インド占星術の歴史は、実はもっと古いとみている見解もあるようです。



どちらが発祥元かは定かではないですが、インド占星術の手法は、使ってる惑星とか、ベースは古典の西洋占星術に近いですが、そこには、インド古来の考えや、東洋占術の古典(宿曜)も含まれていて、感覚的には、まさに東洋と西洋の融合(ハイブリット)みたいな感じで、なかなか味がある面白い占星術です。


そして、なんといってもその特徴は、その占術自体がヒンドゥー教の思想や世界観と一体化しており、「ヴェーダ」と呼ばれる思想・文献と関連が深く、ヨガや瞑想、宗教の思想など含めて総合的な体系として確立されていることです。


ヴェーダとは紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけて口承によって伝えられた、古代インドのバラモン教聖典を構成する一連の宗教文献の総称のことを言います。文書になって記録されたのは、かなり後世になってからだとされています。

これら難解なヴェーダの教えと呼ばれるものにはいくつか種類があり、さらにその教えを読み解く際に事前に習得しなければならない基礎の1つに「インド占星術」があります。


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なので、占星術と一口に言っても、その占星術単体で独立しているというわけではなく、この大きな枠組みの体系を構成しているうちの1つということですね。



なので、例えば、他の命術だと、「運命」を読み解くだけで、それに付随した「開運」においては、風水を使ったりなど、別の観点を持ってこなくてはなりませんが、インド占星術では、体系に基づいているため、そういった処方(クリスタルやマントラ、ヤントラ、アーユルヴェーダなど)も全て含んで処方できるようです。



うーん。ここまでだけでも、なんかもう、すごく壮大…
しっかりした体系が構築されている感ありますね…




一度の人生ではマスターできない占星術…?!


ところで、なんでインド占星術記事なのかという流れの話を少し…

というのも、西洋占星術を始めた最初の頃に一度「インド占星術」って何だろうと思って、概要だけ勉強したことがありますが、用語がインドの言葉で覚えにくく少々とっつきにくいのと、東洋占術のように結構吉凶がきつく、カルマなど、なんだか重々しいことが多くて、複雑で難解なため、その後、敬遠してました。

しかし、四柱推命紫微斗数などの東洋占術の勉強を始めてから、東洋の吉凶の鋭さになれたのと(笑)、インド占星術紫微斗数は、発祥元が同じなだけあって、結構共通点が多くて似てることに気づき、徐々に再度興味を持ち始め、
さらに、元々、西洋占星術で、ハウスと惑星の馴染みがあったのと、潜在意識の研究の一環で調べてきた悟り(禅)などの関係と、インド占星術の根底の思想(ヴェーダがほぼ繋がっていて関連が深い感じがしたので(多分ここが一番大きい)、あれよあれよと、今度は驚くほどすんなりと入っていきました。笑


インド占星術において、一番根底にある思想概念に、「輪廻転生」や「カルマ」「魂」等にあると思いますが、それはウパニシャッドというヴェーダの哲学書に由来しています。
インド占星術は、それらに基づいて理論が構築されているため(インド占星術における人生の最終目的→解脱)、どっちかというと、西洋占星術から入るよりかは、そういった思想に馴染みのある人の方が入りやすい占術だなぁと感じました。

逆にインド占星術は、魂の流れを読むため、輪廻転生とかその人の宿命とかカルマとか、そういったものに抵抗のある人は、入りにくいような気も。。


なので、占術的には、だいぶクセが強いΣ(゜Д゜)(千鳥ノブ風)
かもしれないですね。笑

でもその分、人知では到底はかり知れないこととかも出生図に出てきて、面白いです。笑



そんなわけで、インド占星術を深くみていくことは、結果的に同じ潜在意識(人の心と宇宙のしくみ)の研究に繋がる(ヒントになる)のでは?!という感じがしたため、インド占星術も研究の対象となったのですが……

その奥深さは底が見えないほど深淵で、インド占星術をマスターするには、人の一生1回分じゃ到底足りないとまで言われているようです。。笑

そう言われてるだけあって、奥深すぎて、これを本当にちゃんと使いこなそうものには、ちょっとやそっとかじっただけでは、なかなかに難しいなぁと感じます。笑

なので、インド占星術をやられている人は、占術はそれ1本(メイン)でやってる人や、一生かけて研究してる人が多いみたいです。






今回は、インド占星術について、本当にごくごく簡単にまとめただけなので、次回は、この続きで、西洋占星術との違いについてまとめます。

出生図(命式・命盤)の意味するところ

毎日暑いです。。
そして、書きたいことがあるわりに、記事の更新がはかどってないという。。笑

現在水星が逆行してますが、前に下書きでとまってた記事をまとめたので、それを。

今回は占術系に悟りやスピっぽい話を絡めた考察記事です。

命術(出生図)でわかること

西洋にも東洋にも、その人の生まれた時の状況を表した出生図(西洋占星術でいうとネイタル、インド占星術でいうとラーシ、四柱推命でいうと命式、紫微斗数でいうと命盤)なるものがありますが、
これらは、生年月日時から導き出されるその人の生まれ持った人生の縮図・設計図みたいなものです。

その人が生まれ持った素質や、カルマ、縁、可能性、その人がこれからどんな運が巡るか…等々、

特に仏教やヒンドゥ教が根底にある占星術、インド占星術や、紫微斗数の一部流派では明確に言われていますが、
いわゆる、「業(カルマ)」の概念を扱う占術では、チャートのなかにその人の前世のカルマが示されてるとも言われます。


なので、命術で使う「出生図」というのは、それら良いことも悪いことも含めて、とにかくものすごく色々なことがわかります。

だから、それが良くても悪くても、どんな出生図もある意味「可能性の玉手箱」みたいで、ネイタルを見るときは基本的にいつも好奇心が刺激されます。笑




持って生まれた素質がわかるということは、

その人の

  • 性格・性質
  • 適職
  • 六親縁*1


がわかるということで、

これらは命術の得意とする分野で、どの命術もわりと分かりやすく表れています。

特に親や兄弟の関係とかまで、はっきり出てるのが本当に面白い。

六親縁は、命術の醍醐味の1つですね。


また、その人の内在する異性像から、好みの異性のタイプ、配偶者像などもわかったりしますが、この辺は、西洋占星術と心理学との関連考察が結構面白いので、今度記事にまとめられたらいいなと思います。






出生図は前世と関わりが深いという話


さて、その出生図ですが、一説によると、出生図というのは、その人の前世での人生の終了図とも言われてます。

まず「前世」という概念なんですが、諸説あるとして、ここでは「輪廻転生」前提の場合ですね。


人生の終了図というのは、不吉な言い方かもですが、要するに「死に方」です。

その人生の最期の終わり方が、次に転生するときを左右すると言われてます。

よく、「ろくな死に方しない」とか言う吐き台詞ありますけど、それはこの解釈でいうと、来世に影響あるよってこと…のように思います。

お布団で安らかに息を引き取った方は、徳の高い人生で、来世は良き人生であるだろうと言われてたりするそうです。
また、インド占星術では死亡時のチャートの7室目は転生する場所を表すとも言われています。

(「死に方」と言うと、デリケートな話で、じゃあ真面目に生きてた人が、死に方があれだと徳が無かったっていうの?!となることもあると思うし、検証できないことなので、あまり深くは言及できないのですが)



もう1つは、出生図は、生まれる前に、自分で決めてきた図とも言われてます。

いずれにしても、この世にやってきたときは、何かしらの「カルマ(業)」を持っており、それが出生図に表れる…ということのようですね。


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自分で設定したことはこの世に生まれた時に忘れてしまうので、ついつい周りや環境のせいにしがちですが、実は自分で決めてきたとわかると、なんだか滑稽ですね。。


現代の西洋占星術では、あまりカルマのことなどには触れず、占断も、相手や現代に合わせた感じでわりかしソフトタッチな(心理的なアプローチを使って実際の現実に活用していく)ものも多いですが、

紫微斗数の一部流派やインド占星術などの占術では、その辺はわりかし、魂の問題ってことで、ズバズバっと切り込んできます(汗)


というか、むしろインド占星術は、最終的に解脱を目指している思想体系が底にあるので、そういった前世、宿命、カルマ、等の扱いは得意分野(?)なだけあって、この辺は本当鋭いですね。。


他にも、紫微斗数でいうと、流派にもよりますが、化権という星がカルマ(業)の星と呼ばれています。生年化権と自化権などでもみれますが、他にもそういった因果や報を表す重い感じの星があったりします。。(汗)


まぁ目に見えない話なので、信じる信じないは人によるのかもですが、私はインド占星術紫微斗数で、兄弟(姉妹)の数や身内の縁、身内にいる干支とかは当たってたので、「すごいっこんなことまでわかるの?!」と、出世図の可能性に改めて感心しました。笑


子供は親を選べないなんてと言いますけど、実は逆で、赤ちゃんは生まれる前に、「この母親(家族)の元に生まれよう!」って産まれてくるみたいですよね(2歳か3歳位までの子供に聞くとまれに答えてくれる子供もいる)

そう考えると今生のプランを、「生まれる前に決めてくる」っていうのは、やはりあるのかなーと思ってます。

なんかわかんないけど、どうも人生が生きづらいなぁという人は、やはりそれが出世図に出てたりします。

この話はまた記事の最後の方でまとめます。



何も考えずに生きると星に影響される?


なんか話が重めになってきたので、ここらで星の影響の話をもうちょっとライトで身近な話を挟むと…


前回の記事で、12星座の運勢の見方考察しましたが、太陽は大体1か月において1サインずつ移動していきます。
つまり、出生図とトランジットで見たら、太陽は毎年、同じ時期に、自分がネイタルで持つ同じハウスのところに入ってくるということになります。

つまり、毎年その時期にその自分のハウスの象意のようなことに関心が向くってことでもあるんですが、

私は、「毎年?本当かなぁ??気のせいじゃないの?」

と、占術勉強してるくせに、にわかに疑ってたんですが(笑)


この前、以前もらった5年日記をなんとなく書いてたら、昨年の文章が同じようなことに関心が向いていて、見返したら、毎年同じような時期に、服を買ったり、部屋の掃除してたことに気が付きました。笑


↑こんな感じのやつで、同じの日付の1Pに、5年分の日記の行があって、毎年同じ日に何があったかわかるようになっている。


でもだからといって、必ず部屋の掃除したとかではないです。笑
年によっては、「模様替えしたいなぁ」「要らない服整理しなくちゃなぁ」とか言ってしてないこともあったので。

まぁ服とか用事で必要とかの関係があるので一概に言えないですが、
日記をみると、特にそうでもなかったようで、特段意識してなかったのに同じような気分になってるということなのかな??と思ったり。笑

気分」というとが意味するところなので、一ヶ月の中で周期的にそういう気分になる可能性は大いにあるのですが(月は約28日でサインを一周するため)
年単位で考えると、おそらく太陽が影響していると考えるので、月とはまた違った「目的意識」な関心がそのハウスに向く(スポットライトが当たる)のかなぁとか思ったり。。笑


まぁ太陽のアスペクトの関係もあるので(これはその年によって違う)、やっぱり微妙に一概に言えないなぁとも思うのですが、こういう細かい自分の心情って、意外と結構覚えてないので、忘れてることが多いですが、文章に残ってると意外と検証になるなぁという新たな発見なのでした。笑





持って生まれた素質と癖に向き合う


てなわけで、さきほどの最初の出生図の話に戻るのですが;笑

そういうわけでそんな日々の生活にも星は少なからず影響あるなら、
生まれる前に決めてきた人生の流れに合わせて、流れるように(何も考えずに)生きていると、大体それに即したように人生を送っていくというのは、少なからずあるみたいです。


まぁ人間なので、もちろんある程度考えて選択肢を変えるということはあるとしても、大局でみると、人生全体の大枠の流れの1つ(宇宙の采配の一部)というのが、占星術などの考えです。
(もしその枠を超えるとするならば、山術の範囲なのかと)

そもそも脳内に小宇宙がある人間が、宇宙とフラクタルな関係の人間が、星に影響されないはずないじゃないか。
と、いうことを根底にどの占星術も発達してきたところもあると思いますので、そう考えればまぁ納得ではあります。。


フラクタルの話はこの辺でしてます↓
自分の中にも宇宙があるという話でここでの話にも繋がりますね。
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またこの辺の話は、自由意志と宿命論の議題において、以前このブログでも無駄に長ったらしく考察したこともありますが;



今回、また新たな考察がありまして、



持って生まれたものとある程度の人生の傾向(出生図)

これを自身の「素質」とするならば、

同時にそれは、その人の持つ、「心の癖」「心の在り方」なのではないかと考えたりします。



だから何も考えずにそのまま成長していけば、星に影響され、そのような性質を帯びてくる。

そこに具体的な自分の環境や意志というものが立体的に付随されていって、人生に彩りが加えられ、用意された設計図を自ら攻略していく。



「心の癖」というと、やはり思いつくのは自我(エゴ)なのですが、


問題解決のツールとして占術を使ったときに、浮き彫りになるのが心の癖


この記事の最初の方でも書きましたが、「人生が生きづらい」と「感じる」のは、その「感じる」心の癖を見破る方が大事で、それが結果として問題解決に繋がるのではないかと感じました。



大人になるにつれて発達していくのが自我なら、性質に付随して発達させていくことで癖がついていく。
そのように考えたとしたら、出生図には、その人の性質、つまり自分の拘るポイント、しいては自我が騒ぎだすポイントとかが映し出されているのかも、と思ったりしました。


紫微斗数でも、命盤を見ていて、「はっ!まさかここが自我が強くあらわれるポイントってことなのか?!」と思ったりすることがありましたが、この辺はまだあくまで自分の考察段階で検証がとれてないので研究途上です。。汗





また、西洋占星術ですが、惑星にも年齢域というのがあって、若いころはなかなか全ての星を使えません。

たとえば、悲観的な性格で、感情を内側にため込む性質があったとして、最初のうちはその性質しか十分に使えず苦労してたとしても、
大人になっていくうちに、うまく他の星を使えるようになってくる。
すると、元の性質もありながらも、それをうまく調整して生かし、そして自分の中でバランスをとれるようになってくる、など。

やがて使える星が増えてきます。個人差で使うのが苦手な星もなかにはありますが、難易度の高い星はちゃんと年齢域も高めです(宇宙やさしい…)笑

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前に使った図ですが、惑星から影響を与えられ、そして自らも自分の内在する惑星へ影響を与えながら積極的にその力を使っていくという感じですかね。



どの占術も出生図(命式・命盤)を大事にしますが、それだけ出生図ってのは、人生のヒントでもあり、さすが自ら設計してきた図ってなだけあって、重要だなと改めて思いました。


東洋系の占術では「家庭運悪い」とかずばっと出たりするので、出生図によっては「いやいや、自分こんなハードモードで設計したつもりないんですけど?!?!」って突っ込みたくなることもあるかと思いますが(自分そう)笑
そういう人は、ゲームをイージーよりハードにした方がより攻略しがいがあると思ったのかもしれないですね。覚えてないけど^^;


出生図は


心の癖の種であり、可能性。


人生を味わい尽くすために用意された設計図を

自ら堪能するための可能性に満ちている。


今回、そんな風に思いました!


ちなみに、インド占星術では、宇宙意識・源(ソース)・アカシックレコード等(悟り系の記事でずっと説明してきたアレのこと)と繋がった人…つまり、悟りを開いて解脱した人は、全ての星は解除される的なことも言われてたりします。

禅でいうところの悟り、インド占星術でいうところの解脱、というのは、占星術でいうと、すべての星を使いこなした(味わい尽くした)ということなのかなと思います。

そうなると、そういう人にはもう占星術とかは必要ないような気がします。


そういえば、西洋占星術で使う10天体の年齢域は、全ての年齢期を終えるのには、人の寿命くらいの長さがあるなぁ……やっぱそういうことなのかな。






占術や占者によって、出生図の解釈やその意味合いはそれぞれ若干違ったりするかもなのですが、このようにしてみてみると、共通するところは共通していて、ほんとに面白いです。

それぞれの占術はそれぞれ知識がほんと奥深いため、占星術とこの辺の関連はまだまだ勉強&知識不足感が否めないのですが……とても研究のしがいがあるテーマなので、その都度色々整理して自分なりに理解してまとめたいです!

*1:六親とは、最も身近な六種の親族のこと。父・母・兄(姉)・弟(妹)・配偶者・子供等、親族全般のことを指す。主に陰陽五行説を用いる東洋占術で使われる言葉。

12星座占いの仕組みと運勢の見方考察

知らない間に梅雨が明けていた。。

そして気付いたら、7月も下旬……季節は二十四節季でいうと大暑へ!連日暑いですね。。

ここのところの記事が、悟りとか法則とかエゴとか、非常に分かりづらい話(いつもだけど)が続いたので、今回は占星術絡みで。

西洋占星術でいうところの、太陽が獅子座に移動したので、なんとなく星の動きなんかをざっと詠んでみたりしようかな、としたけれど、
その前に、雑誌の占いの仕組みについてちょっと個人的にメモしときます。

雑誌などの12星座の運勢のしくみ

ところで、よく雑誌の占いの〇〇座の今月の運勢とかありますが、その根拠というか、何を元に書いてるのかということですが、言わずもがな、トランジット(現在の天空)の星の動きとリンクして象意を詠み取って書いてます。
西洋占星術を勉強すると、根本的な仕組みがわかって面白いです。


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↑以前わかりづらいなりにも書いたホロスコープの初歩的まとめ記事では、ハウスの説明までは書けなかったのですが、天体(惑星)サイン(星座)の組み合わせのほかに、ハウス(室)というものがあります。

ハウスというのは、その天体たちが起こす現象の場を見ることができるので、ハウスがわかるとホロスコープにより具体性が増します。
なので、運勢を読み解くにはハウスを決める必要があります。


そのハウスの決め方は色々あるのですが、
雑誌の占いでは、基本的に、自分が生まれた時に空にあった星のうち、
まず太陽のある星座を起点としてみていきます。

太陽のある星座を1ハウスとして、ハウスを星座ごとで均等割する方法をソーラーサインハウス方式といいます。

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西洋占星術のハウスのそれぞれの象意は、ざっくりと簡単にまとめると以下のような感じです。

  • 1ハウス →自分・本人・生命・固有のパーソナリティの部屋
  • 2ハウス →物質・所有・金銭・才能・資質の部屋
  • 3ハウス →周囲の環境・兄弟姉妹・コミュニケーション・知識の部屋
  • 4ハウス →家族・両親・基盤・プライベート・家庭生活の部屋
  • 5ハウス →楽しみ・刺激・恋愛・子供・娯楽・創造性の部屋
  • 6ハウス →日課・ルーティンワーク・勤務・健康の部屋
  • 7ハウス →他者・人間関係・協同・パートナー・結婚の部屋
  • 8ハウス →親密な関わり・セックス・死・遺産(財産)の部屋
  • 9ハウス →学問・思想・教養・旅行・海外・研究の部屋
  • 10ハウス →社会的地位・名誉・身分・キャリアの部屋
  • 11ハウス →友人関係・同僚・仲間・展望・希望の部屋
  • 12ハウス →潜在意識・隠された障害・インターネット・秘密の部屋


それらに、それぞれ役割を持ったこれらの天体達が

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どの星座(サイン)に入ったとか、

どこの部屋(ハウス)に入ったとか、

どの星と角度(アスペクト)をとったとか、


などで、その象意を詠んでますが、
そこの表現の仕方は占い師さんやライターさんによって多種多様です。

腕の見せ所といいますか。

熟練や人気の占星術家ほど、わかりやすかったり、言葉選びがなどが洗練されてます。





雑誌の占いなどのおすすめの見方

通常、太陽星座で、自分の星座のところを読むと思うんですけど、私のおすすめはASC(アセンダント)の星座でみることです。

ちょっと専門的な話なので、
念のために、ASC(アセンダントとは何かと説明入れておきますと、
自分が生まれた瞬間にあった東の地平線にある星座のことですね。
上昇宮ともいいます。これは出生時間がわかると割り出せます。

この太陽が昇る通過点の場所、ASC(アセンダント)が1ハウスの起点となります。



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雑誌の占いだと、一般大衆向けなので、太陽を1ハウスとしてみているけれど、鑑定などで、個人のホロスコープを見るときは、占星術家のほとんどは、ASC(アセンダント)を1ハウスとするハウス方式でみてます。

なので、アセンダントによるハウスシステムは、出生時間によっては、ソーラーサインのハウスシステムと、正反対のハウスになる可能性もあるわけですね。笑


しかし、西洋占星術だけでなく、インド占星術もハウスは上昇宮、アセンダントで決まるように、

アセンダントは、自分の肉体、つまり自分の玄関とも言えるべき、どの占星術でもとても重要な観点とされてます。





なので、出生時間がわかる人は、自分のアセンダント(上昇宮)がどこの星座にあるかわかると思うので、雑誌の占いでもそれを中心にみてみると、自分でまだそんなに星の流れが読むのが苦手でも、ざっくりですが、星の動きの勉強になって楽しいです。笑

知識のある人だったら、慣れると、一般大衆向けに書かれた雑誌の文章が自分だけの占いみたく読めたり、この占星術家は星の動きをこういう風に表現するのね、など、表現の勉強になったりもします。笑

(出生時間を使うプラシーダス方式のハウスなどは均等割りではないので、星の動きをちゃんと照らし合わそうとすると、自分のホロスコープのハウスのカスプ(境界線)を熟知してる人向けかもですが…)

でもまぁハウスが多少違くても大体の流れがざっくりわかるというか。笑



西洋占星術を全く勉強してないし、そんなもん知らん!という人などは、もちろん従来どおり太陽星座を1ハウスとしてみて問題なしです☆


ちょっとでも西洋占星術の知識をかじった方なら、従来どおり太陽星座の箇所もみつつ、ASC(アセンダント星座もみると面白いよ、という話。。





あとは、自分の月星座(生まれた時に月があった星座)をみてもいいのかなぁと思いますが、

インド占星術は、月を重視している占術なので、アセンダントがわからないときは、月の位置を1ハウスとする方法もありますが、
西洋占星術は、太陽を重視している傾向が見られます。なので西洋占星術で月星座1ハウスというのは、あまり聞かないですが。。

あと、月も約2時間で1度動くので、下手するとサイン変わりますし、やはり出生時間がわからないとなんともいえませんね。笑


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月星座はとてもパーソナルな星なので、西洋占星術でも素の性格等みるときは、月星座で結構見れます。笑



出生時間の重要性

というか、出生時間って日本じゃあまり重要視されてないので知らない人がほとんどですが、海外で占星術が発達してる地域は、知ってるのが普通なんだとか。
(インドや台湾では、結婚・出産・引越・転職などなど、何か重要な節目のときは、まず占い師に見てもらうとか聞きました。。現在はわからないけど。。)


特に、紫微斗数とかインド占星術とかは出生時間わからないとあまり使えないし、
(インド占星術は分・秒単位までわからないと正確に出せないチャートもある)
紫微斗数や古典な占星術では、昼生まれと夜生まれで使う星が違うとかいうのもあるし、
四柱推命だって、時柱がわからないと命式の五行の全体のバランスが不明確だったりしますしね。


まぁでも、生年月日だけでも、かなり多くのことがわかりますが、マニアックに占術勉強してくと、やはり生時って結構ファクターとして必要だなぁと思うので……

生時がわからないときは、レクティファイといって、その人の主要な出来事から出生時間を割り出す技法もありますが、あれ結構面倒くさいし。。笑笑


やはり、知りたいですねー実際の生まれた時間。笑



昔の人は、自分たちの都合で、誕生日変えてたりするから(私の祖母がそう笑)、母子手帳が導入されて、生年月日時まで記録されるようになったのは本当ありがたいですけど、依然として、日本では出生時間が重要視されてないから、本人が生時を知らないケースが多い。笑

んんんーまぁ何時に生まれたとかはそんなに興味ないのかもだけど、
みんな自分の生年月日は覚えてるのだから、
ついでに出生時間ももっと重要視してほしい!!笑


雑誌占いの星詠みの解説例


ということで、文章だと漠然としてわかりづらい!!感がぬぐえないので、ここで、練習がてら、占星術家達は、どのように星の動きをみているのかというのを、自分なりにざっくりと解読してみます。笑


まず、2017年7月の大まかな星の動きを例にとります。


2017年7月は・・・


・5日金星が双子座へ

・6日水星が獅子座へ

・9日山羊座で満月

・20日火星が獅子座へ

・23日に太陽が獅子座へ

・23日獅子座で新月

・26日に水星が乙女座へ


と、こんな感じ。


これをソーラーサインハウス方式で、ハウスの起点となる星座を決めます。

例とする人は、生まれた時の太陽の位置が双子座にあった生まれの人だとします。


すると、1ハウスを双子座とした場合の、7月のホロスコープはこんな感じになりました。


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では、先ほどの星の動きをこのハウスに当てはめて、1つ例に詠み解いてみましょう。


<5日金星が双子座へ>

ハウスにもそれぞれ象意があるように、天体たちにもそれぞれ持っている象意があります。

恋愛運は大体、金星をみています。

なので、ここで、金星が双子座(1ハウス)へという星の動きは、



2017年7月は

「自分の魅力がキラキラ輝く時期!」

などといった記述が、
雑誌などの双子座の恋愛運などの項目によくみかけます。


つまり、愛と豊かさなどを示す金星が、自分のハウス(1ハウス)にやってくる。


という象意を汲み取って記述しています。


同様に、
6日水星が獅子座(3ハウス)に入ると…
20日火星が獅子座(3ハウス)に入ると…
23日に太陽が獅子座(3ハウス)に入ると…
26日に水星が乙女座(4ハウス)に入ると…

というように、星の動き(天体)とハウスとサインで組み合わせて詠んでいきます。
さらに星たちが角度(アスペクト)をとるとそれも加味します。


あと、占星術家によっては、太陽のある星座の支配星を中心に読んでいるのもあります。



では、ここで先ほどの例にとった人の出生時間がわかったとします。

この人は仮に2006年6月6日のAM4:00に東京で生まれたとすると、ASC(アセンダント)は双子座の7度になります。

ここでプラシーダスというハウスシステムで見てみるとこのようになります。


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screen capture by iphemeris


内側の円がこの人の出生図(ネイタルチャート)で、
外側の円が7月23日20時のトランジット(現行)の天体です。

これは個人のホロスコープですが、プラシーダス方式なので、ハウスの幅がバラバラですね。
ですが、この人は太陽星座も双子座、ASCも双子座なので、トランジットの星の入るハウスは、ソーラーサインハウス方式とちょっと似ています。


雑誌の星座占いはソーラーサインハウスなので、もしこういう人は、雑誌の星座占いがより当たりやすいと言えるかもしれません。


このように、自分のホロスコープがわかれば、自分のネイタルで持っている天体に、トランジット(現行の空の動き)で天体がやってきたときなど、さらに詳しく象意を組み合わせて読めるわけです。




では、この人が仮に、PM6:00生まれだったらどうでしょうか。


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screen capture by iphemeris


さきほど同様に、内円がこの人の出生図(ネイタル)で、外円がトランジット(現行)です。


今度はASC(アセンダント)の星座が射手座(5度)になり、ソーラーサインハウス方式とは真逆のハウスになってます。

こういう人は、雑誌の占い(ソーラーサインハウス方式)でいうと、射手座の項目に書いてある星の流れの象意に近いかもしれません。(※正確にいうとプラシーダスのハウスは均等割ではないので、全く同じではないですが…)

さらに自分のネイタルの天体とトランジットの天体の位置もさきほどとは全く変わってきています。


さきほど、ASC(アセンダント)の星座を見るのがおすすめといったのはこういう理由からです。








では、こういう人はどっちを信じたら??

ってなりますが。。。


それについてですが、ソーラーサインハウスシステムは、これはこれでちゃんと使われていたハウスシステムなので、占星学的にはどっちも正しいみたいです。笑


なので、ソーラーサインとASC(アセンダント)が全然違う人は、両方見て、しっくりくるほうを自分で採用すればいいようです☆(という、ざっくりとした結論)笑


ちなみに私は、たまに雑誌の占いを読んでみるときは、太陽星座(ソーラーサイン)とASC(アセンダント)のサインを両方見て、実際の自分のネイタルのサインカスプ(境界線)と照らし合わせながら検証してます。笑


といっても、私の場合は、アセンダントが太陽星座の1つ手前の28度でソーラーサインと1つしか星座が違わないので、違いがそんなにないのかもですが。笑

まぁ鑑定で使うハウスシステムは、ASC(アセンダント)を使ってみてるので、自分がそっちの感覚のが掴みやすいってのもあるかもしれません。






やはり一番正確なのは、自分の出生図のホロスコープを見ながら、実際のトランジットと星の関係を照らし合わせて、色々と検証していくのが一番かもしれませんね。


というわけで、またしても無駄に長くなりましたが
雑誌の12星座占いのちょっとした考察メモでした。笑