星を研究する人

星や宇宙、占星術、タロット、哲学、心理学、潜在意識や引き寄せ、悟りといった、学問的なものからスピリチュアルなものまで、興味あることを自分なりに追求しまとめるためのマニアックブログ

太陽回帰図(ソーラーリターン)を読み解き練習

太陽回帰とは、自分の出生図の太陽の位置に、現在の居住地での現行の空(トランジット)の太陽が重なる日のこと。
1年に1回あり、必ずしも誕生日に回帰するとは限らず、前後する場合も。

この太陽回帰図(ソーラーリターン)を出生図(ネイタルチャート)と同じようにみることによって、その1年を読み解くという手法です。


その図(チャート)を見て、どんな1年になるか読み解く、ということができます。



自分は、以下の項目をざっくり見ながら、読み解き練習です。

・ASC(アセンダント)のサインとその支配星(ルーラー)の状態
・太陽のハウスとアスペクト
・月の状態(サイン・ハウス・アスペクト)


本当はもっと細かく見れますが、太陽回帰はなんとなく雰囲気を掴む練習にしているので、ざっくりと。
後は1年後に振り返りしてもよし。

ということで、さっそく。自分の出生図の太陽が最近回帰したので見てみます。



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2017年ソーラーリターン

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screen capture by AMATERU


まず1年の課題をASC(アセンダント)で見てみると、蠍座の4度

サビアンシンボル*1

「火のともったろうそくを運ぶ若者」
 A youth holding a lighted candle.

人との親密な関わりが深いシンボルです。深い愛へ定着を促す度数。

支配星(ルーラー)である冥王星は、3ハウスにあり、6ハウスの金星とタイトにスクエア(90°)です。
アセンダントで出ている表意は3ハウスの人とのコミュニケーションにおいて使われるみたいです。

冥王星―金星のアスペクトは自身のネイタルにも持っているんですけど、お金の使い方がいつも極端です。。
これも散財の表意ともとれますが(今年の運勢のアストロダイス読んでみたときにも出てたような…そして既にかなりの散財してますが。。)

金星は社交性としても読めるので、山羊座の冥王星は牡羊座の金星のこの緊張の角度は、人とのコミュニケートにおいて、協力的に関係性を成長させていかないといけない感じですね。
冥王星なのでかなり極端で深そうだけど…自らの変容…

山羊と牡羊の90°って個人的にはきついんだけど、生かしていくしかないようだ。。



太陽回帰図のASCはその1年の課題やテーマを表すとも言われていますが、

意識的に使っていくという意味で、私は1年のテーマを太陽を見ています。その太陽は8ハウス。


8ハウスとは人と深い関係になる蠍座のイメージハウスですが、ASC(アセンダント)も蠍座だし、なんだかテーマっぽいですね。。火星も同じハウスなので。
しかもその火星が土星とタイトにオポジション(180°)

アクセル(火星)とブレーキ(土星)を同時にかけてるストレス多そうな配置…しかし牡羊座の天王星が調停してます。

これは現在空にある配置ですが、まさに時間をかけ、無駄なものをそぎ落とした重厚な変化…天王星と火星とはゆるいセクスタイル(60°)ですが、意外な着眼点、打開策などが見つかるといいな。
牡羊座の天王星も今年最後だし。



テーマである8ハウスの太陽はASC(アセンダント)とクィンカンクス(150°)してるし、なんか8ハウス(蠍座)のテーマおいての方向性を色々と試行錯誤して調整してる感じがしますね。。。


月は雰囲気(ムード)を表し、牡牛座の27度で7ハウス。5度前ルールだと8ハウスとみても良いですね。

サビアンシンボルは
「ビーズを売るインディアンの女」
 An squaw selling beads.

人との繋がりなどを意識しつつ、自分の資質を生かして表現していく表象

太陽8ハウスで、月7ハウスから、月は記憶したものの自動化と考えると現在ある対人関係のなかで、太陽に取り組むことなのかな。
月の支配星(ルーラー)の金星は先に言った冥王星と90度だし、
この牡牛座の月自体も土星とクィンカンクス(150°)……


…なんか、クィンカンクス(150°)多いな!!
芸人のカミナリ風に言ってみました。

木星を頂点とする水星と海王星のYOD*2(金星へゆるくブーメランYOD)がゆるくですが出来てますし。。

クィンカンクス(150°)は生のままではいけない、調整を強いられ、訓練されるアスペクト。苦しいが使いこなせれば有益なアスペクトらしいですが、もともと出生図(ネイタル)に150°多いので、調整調整。調整ばっかしてます。


今回の太陽回帰図において、出生の位置である自分の太陽とASC(アセンダント)のタイトな150°は何か感じるものがありますね……苦手なものにあえて取り組まないとならない感がひしひしと……



ちなみに、太陽回帰図の天体やASCがネイタルのハウスのどのハウスにあるかというのも、この1年限定でみたときにどこでその天体を使っていくのかという解釈もできます。

・太陽回帰図の〇〇(天体やASCなど)→ネイタルの●ハウス

だとすると、●のような場所で、〇〇の天体を使っていく、または〇〇ような活動をしていく。

といったように。

わかりずらいので例をあげると、私のネイタルの火星は9ハウスで、今年の太陽回帰図の火星は8ハウスですね。

なのでいつも9ハウスの事柄に使っていた火星を、今年は8ハウスに使っていく、といった意味です。

ここまで読み解いてきて、やはり、私のこの1年のテーマは8ハウスに鍵がありそう…というのがわかりますね。。。


ネイタルの天体は、持って生まれた傾向ですが、それを今年1年はどこにどうやって使っていくかというヒントを読み解くという意味で、太陽回帰図も面白いです。




とまぁ、ざっくり読んで、こんなところですが、




自分で読んでてなんだけど




なんか…


重い。



太陽回帰図読み解きしてみよう!と思ったときはもっとライトな記事になる予定だったのに……!!



とりあえず、テーマは人との関わりか。それはここ3年間で取り組まないとならないテーマだということはわかってるんだが。


また来年振り返り記事かけるかなぁ。。



あ、そうだ!あと木星の入っているハウスは、その年の幸運ハウスらしいのだけど、12ハウスなのでインターネットもそうかな、と。
水星と150°だし、海王星とも150°………うん。ブログ更新も頑張ろう。笑


Twitterの占星術アカウントを作ってみたし、ますます好きな領域につかっていきたいです。


今日はここまで。



※追記※
次の年もソーラーリターンやってみました。ちょこっと振り返りもしてます。

*1:12星座はそれぞれ30度に分割されており、全天は360度のその1度ごとに特別な意味があると考えられている。その1度ごとを詩文で表現した360個のシンボルのこと。1925年、アメリカの占星術家であるマーク・エドモンド・ジョーンズが創った比較的新しい占星技法で、ジョーンズとエリス・フィラーという透視能力のある女性詩人によって実験された。サビアンシンボルは数え度数を使用する。

*2:セクスタイル(60度)の角度を持つ2つの天体それぞれに対して、クィンカンクス(150度)の角度を持っている天体を頂点としたY字状に並んだ複合アスペクト。「神の指」とも呼ばれる。

悟りとエゴと法則について理解したことをまとめる。

そういえば、以前、占星術や潜在意識の研究中に派生した「自由意志と宿命論」問題から始まって、悟りやエゴや法則について、考えに考えすぎて、頭おかしくなったことがありました。。笑




ちなみに、引き寄せの法則については、以前少しまとめたこともありましたが、今まで(ここで言うなら「エゴ」とやらの赴くままに)「引き寄せの法則」や「想定の法則」「潜在意識」等のスピ系関連の書籍や神秘系の話など、有名なものからマイナーなもの、古典から最近のものまで、まだ読んでないものは数あれど、自分の手の届く範囲で、手あたり次第漁りまくっては研究してきました。
が、それらを読んできて、実践したり、考えたり、考えすぎて頭パーンってなったり。笑 ぐるっとまわって1周したので、なんとなく現段階で、個人的に理解したことをとりあえず自分用に整理がてら記事(メモ)しておきます。


これも、後で自分が読み返したときに何かまた発見もあるかもしれないので。

悟りとエゴと法則

目指すは認識変更

さて、「悟った人」「ティーチャー」「グル」「達人」「仙人」「偉人」「覚者」と呼ばれている方々が口を揃えておっしゃってるのは、言い方は多種多様ですが同じことですよね、うん。最終的にどの本もどの人も言ってることを要約すると同じなのは、さすがに基本的に理解度の低い自分でもわかってはきたよ。。


つまりは最終的にたどり着く、というか見るところは同じなので、ただの方法論の違いというか。



そしてその大事なことを伝えるために、宗教として教えを説いたり、その法則を説いた本が出たり、また、量子力学知見からも実証されていきます。




とりあえず偉人達が何を伝えたいかを簡潔に言うと、大事なことは外側ではなく、自分の内側(外側も内側もなくすべては1つ)であり、


アプローチは違えど、最終的な目標は、内側(内面)の「認識」の変更を促す。ということです。




引き寄せの法則やメソッドとエゴ

各種メソッドも、古代偉人が発見した智慧も、引き寄せの法則も、最終的には「認識の変更」を促している。


しかし、それでもうまくいかない。。。


色んな類のメソッドを試しては繰り返し。叶ったり叶わなかったりなんでやねーん!


悩みはなくならない!!


そんなとき、

ここでその最大の障壁となっているのは、やはりなんといっても


そうです。「自我(エゴ)」です。。。






この認識の変更に至るまでの、様々な方法や、視点の向け方の促しなど、メソッドには実は色んなものがある。

アファメーションや自愛とかもそれらに含まれる。

セドナメソッドやホ・オポノポノなども人によっては有効だったり。

または、障壁となる自我(エゴ)を黙らせるために用いたりするメソッドだったりする。

メソッドというと実践的な感じですが、「教え」とかもそうです。

それこそイエスやブッタが説いている教えや、「禅」や「引き寄せの法則」等も、結局行きつく先はその「自我」の先にある大事なことを伝えている。






悟りとは


じゃあ「悟り」とはなんなの?エゴと法則と一体何の関係があるのよ??

って部分ですが、


「悟り」とはたどり着くものではなく、どうやら、この自我と呼ばれていた、思い込んでいた「自分」を落とすこと。のようです。



それによってみえるもの…というかわかることを経験として理解して、人々に諭しているような人を上記であげたような呼称で呼ばれることが多いみたいです(呼び方は色々あってややこしいので、とりあえず、ここではそれを総称して「覚者」とします)


しかしまあ、この辺の理解はすごく抽象的で、言葉にするのが難しいというか、自我的にいうと(頭で考えると)全然理解不能なので、過去の先人偉人や、現代の世界各地にいる覚者さん達は、ありとあらゆる方法や言葉を使って、集会や書籍、インターネットなど媒体はどうあれ、わかりやすく伝えてくれているという。。(現在進行形)


しかしまぁ、そういうわけで、「何」で腑に落ちるのかは人によって違うし、本当にその人それぞれなので、今でもそういう類の本は出続け、インターネット等で発信され続け、集会などは行われ続けている。。。。果たして人類は…的な。


「自我」は知りたがりなので、どうしても頭で理解しようとしてしまいます。

私のように理解できなくて何回も何回もそういう本を読んだりとかね。笑


色んな本を横断的に読んでいくと、繋がりはわかりますが、「言葉の表現」だけみると「矛盾」のようなものも多く(こっちの表現では○○が△と書いてるけど、こっちの表現では○○が△ではないと言っていたりなど)、それも混乱を招く原因になったりしてました。

「言葉」って難しいんだなぁと思ったり。


追記:この辺の内容については、以下記事にまとめてます↓
www.astro-study.net




なので「自我」の理解と「悟り」はかなり密接というか、重要なポイントな気がしてます。






結局まとめると

こんな簡単な感じじゃないかもなので著しく語弊があるかもですが、自分の理解整理のために上記のことを本当に単純化してまとめると、



<気づき直結系>

  • ①禅などにいう「悟り」、自らの気付き(エゴに気付き、手放す/法則の真の理解/それに「なる」/既に「ある」)などによる認識変更


<メソッド系>

  • ②エゴだろうがなんだろうが、とにかく積極的にメソッドやりまくって、結果的に脳内の認識変更を促す方法


結局②をやってたら①になったってパターンというか、②をやってる人は楽しんでやってたら「いつのまに」①だったとかも多いようです。①は②の類の神髄というか、それが出来れば、②はいらないよ、ということです。①はメソッドではないので。


①って、なんか以前記事にした、山術?っぽいような。違うかもですが。なんとなく。


astro.hateblo.jp



つまりは、「認識の変更」が出来れば、方法論などが違っていようが何だろうが誰でも、「それ」がわかる「それ」のことを人によっては「潜在意識」「大いなる自己」「本当の自己」「ハイヤーセルフ」、または「神」と呼ぶ人もいます。



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とりあえず、図解するとこんな感じのイメージです。

顕在意識や法則と「それ」は分かれていないので、厳密にいうと少し違うのかもだけど。笑




特別、偉人、覚者と呼ばれるような、悟りが分かった人だけでなくても、心理学とか科学者とか小説家とか、この分野とは違う様々分野の人も、結局はその真理がわかると、ディティールは多少違ったとしても同じようなことを伝えてくれているので、自分のことを「悟った」とか思ってなくても、言ってることは同じようなことになる。


「悟り」というのも結局は呼称に過ぎなくて、結局は「悟った人」「悟ってない人」などはそのような区別はない。




私自身としては、理解は進んでも、まだまだ実感や経験としてわかっていない感じです。。「自我」だって今でもよく気付かぬうちにそれに惑わされてるなぁってこと多々あります。笑


でも、こんだけこのことに関して飽くなき研究をしてるのに、まだ最近になって発見や気付きが新たにあったりして、本当に面白いです。。

偉人さんたちがずっと伝え続けているのと同様に、万人に完璧に適用できる「言葉」はないのかもしれませんが、とりあえず今、自分は、その伝えてくれている「言葉」の端々からヒントを拾いつつ理解を深めていきたいなぁと思う今日この頃です。

あまり「考え」すぎないようにしつつ。笑笑



上記を踏まえたうえで、その都度わかったことをまとめていけたらいいなと思います。



追記:続編記事です↓
astro.hateblo.jp
astro.hateblo.jp

Let's use the 右脳!

久々の更新になってしまいました。
その間に、この2ヶ月あまりずっと考えてたこと(簡単に言うと、自由意志と宿命論問題からの、エゴ、そして真の「悟り」とは)に関して、考えすぎて、遂にあたまがパーン!!となりました。笑
下書きした記事が5記事ほどあったのですが、それもとりあえずやめました。笑

これの核心的な部分は、おそらく、頭で考えたらわからない(たどり着けない)ことのような気がするので。(それだけはわかった笑)


大体、本来スピ系(目に見えない分野)の研究なのに、頭で考えすぎっていうね(考えることが好きなので致し方ないけど)……

なのでとりあえずは一旦そこから離れて、最近左脳でばっか考えてカチコチになった頭と感覚の回復をすべく、右脳的なことしたい。。。




てなことで、てるてるちゃんタロットの再開と、アストロダイスを日常的に使おうと思いました。



朝一番でタロットをオラクル的にひいて、今日一日の運勢をタロットから読み解いて、そして一日の終わりにどうだったか振り返るというやつ。

これをアストロダイスでやろうと思いました。

そして今週の頭出たのがこれ。



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■アストロダイス

・乙女座♍
・海王星♆
・5ハウス

■タロット

・カップの6




お、おお、まさに。。。というのがでました。笑




海王星が芸術や夢。
5ハウスが創造、遊び、楽しみ、恋愛、子供、元が太陽のハウスなので、ありのままとかそういう感じ。
乙女座は、仕事や実務、健康や、それらを管理、そこから日常生活を表す意がある。

私はこのアストロダイスをぱっと見た時、海王星が日常で好きなことをして踊っている感じがしました。笑


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タロットの方はというと、カップの6なので、過去のことを懐かしんだり、郷愁的な感じもする。
5ハウスと組み合わせると昔の懐かしい遊びとか、子供のころの思い出、夢(海王星)とも読める。

タロットのスートも、ワンドでもソードでもペンタクルでもなく、感情・情緒を表わす「カップ」だからな。。


今、まさに枯渇していることですな。

5ハウス×海王星=芸術的なことを楽しもう。笑








そういえば、この2か月の間に、このブログのテーマの関連本を2、3冊読んだんですが、そのうちの1冊の中にも、右脳的なことは推奨されてました。


ちなみにこの本なんですが

自分の中の創造的(アーティスト)な部分をもっと引き出そう!という感じの本です。


右脳(アート)的なことというと、例えば…



*絵を描く

*歌を歌う

*音楽を聴く

*身体を動かす
(スポーツをする)
(踊る)など

*美味しいものを食べる

*何かを作る
(料理をする)
(編み物をする)など



などなど…

つまり、五感的な感覚に刺激を与えて、無心になれることですね。




そういうことが出来なくても、逆に「左脳寄りにならないこと」をやるだけでも良いそうです。
例えば、数字や活字を使わないこと、など。


車の運転とかでもいいみたいです^^

運転好きじゃない人は、散歩とか、農作業やDIYとかでもOK



全く「活字を読まない」とかでもいいみたいですが、
現代に生きる普通の人は、仕事や学校などもあるので、日常的に活字を読まないのは難しいなって思いました。

そうやって考えると
日常は「活字」にあふれてますね。。^^;



まぁ例えば、「詩」とかの「表現」も「芸術」の1つとすれば、「活字」=左脳とは一概に言えないのかもだけど、
でもやはりこういう右脳的なことって必要だな、と思います。
自分は、ストレスを感じた時の発散方法が大体決まっているのですが、ほぼ、上にあげたようなことばっかなので。(上から4つ目までまで全部そう)

それやるとスッキリするんですよね。
特にスポーツとかは、余計なことをごちゃごちゃ考えなくて済むというか……まぁ普段から考えすぎなのかもしれませんが。。笑
なので、普段から「右脳的な人」って良いなと思います。






アストロダイスは、出たダイスのそれぞれの表意において(タロットは出た絵柄において)、言語を組み合わせて言葉を紡ぐ(感覚→言葉にする)ので、厳密にいうと100%右脳的とは言えないかもですが、最近考えてばっかだったので、やはりなんかこういうのに触れてるときは、楽しいです。


できれば毎日やりたいのですが、朝が弱いので、毎朝出来るかは謎(すでに今週1回しかできてないし)

まずは少しづつ続けてみようと思います。

占いの種類(東洋と西洋の違いなど)についてまとめました。

春分の日も過ぎて、西洋占星術ではまた新たな1年が始まりました。

東洋の占術では、占術や流派によって諸説あって、冬至とか春分とか、太陰暦の元旦からとか色々あります。


最近、西洋占術と東洋占術について、その特色に違いがあったりして、それぞれの違いや関連性とかをみるのが興味深くて面白いです。

西洋占星術は引き続き愛学しているのですが、東洋の占術についてはあまり詳しくなく、何事もやはりそのものを知ってからでないと検証はできないなぁと思い、今月から本格的に東洋占術(一部)を学びはじめました。


「占い」と一概に言いましても、その種類はたくさんあり、東洋西洋でもその特徴は違います。
なので、今日はここらで一度、自分の知識整理のためにも占術の種類からその違いをざっくりと(とか言いつつまたダラダラと)まとめてみようと思います。笑


占術の種類


まず占術の種類について。基本的なことなので、自分が言及しなくても調べればわかるのでざっくりと紹介。

五術とは

五術とは、古代中国より伝わる、「命・卜・相・医・山」の五つの術法のこと。中国より伝わったので「東洋五術」「五術運命学」とも呼ばれています。


  • 命術(命占)めいじゅつ

  生まれたときに定められた不変的な情報を元に運勢を読み解く占術方法。
  (例:西洋占星術・四柱推命・算命・宿曜・紫微斗数)

  • 卜術(卜占/雑占)ぼくじゅつ

  偶然性に表れた象徴を用いて事柄の成り行きを占う占術方法。
  (例:タロット・易・六壬神課・ルーン・ホラリー)

  • 相術(相占)そうじゅつ

  モノのかたちや形状から吉凶を占う占術方法。
  (例:手相・人相・風水・姓名判断)


これがいわゆる「占い」で主に使われている術の種類です。ここまでが一般的に占術とされ、「運命学」と呼ばれます。

これに、医術山術を足して、五術と呼ばれています。




医術は、その名のとおり、医療に使われる術のことです。そのままですが。
方剤(漢方とか)・鍼灸・整体とか。病気の治療や体質改善、人間の肉体に対して、医学的な要素からアプローチする方術。



そして山術とは、聞きなれない言葉かもですが、

心身を鍛錬(修行)して得られる術のことです。仙道とも呼ばれます。


武道や拳法、宗教などもその範疇で、人間の精神面から身体面までを、経典や思想などを通して極める、自己の完成を目指す術で、古来、これらを極めた者のことは仙人と呼ばれ、その道のことを仙道と言ったそうです。

一般的に言うと、禅とかヨガとか瞑想とか、呼吸法などのことを指します。

山術は、俗に開運法と言っている人もいます。相術も吉方位をとるなどして開運とありますが、こちらは精神的というか実は根本的な意味での開運と言っているのかな、と思いました。




そして私は最近、つまりこの山術が大事なんじゃないかと思っていて。

仙人の道とか心身の修練とか言われると、それこそ山にこもって修行しないといけないのかって思っちゃいますけど(古来よりそうして会得された方もいますが)、「引き寄せの法則」とかの極意も、詰まるところ、この分類に入るのかな…という感じがしてます。山術はスピリチュアルな分野でいったら結構ガチな範囲というか、宇宙の真理を知る分野というか、私がもっぱら興味をひいてやまない潜在意識の直結系もしくは、スピ系でよく言われる「大いなる存在(自己)」「ハイヤーセルフ」「神」「観照意識」などと呼ばれているような、いわゆる「それのこと」がわかることなんじゃないかと……なんとなくそんな感じに勝手に思っています。

つまり、「悟り」のことです。




山と医が心と身体の根本的な部分だとしたら、占術は「手段」としてより現実的・実践的に使っていく感じですかね。


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最初、勉強していて、ピラミッド型の図の頂点に山術で、順に医・卜・相・命としている五術の図解を目にした時、なるほど~と思ったんですが、改めて色々研究してきたことを踏まえると、私はなんとなく、山術はもっと根源的な感じの印象がしていて。

山術は、仙道と言われるように、その術を真に使えるものが限られる(超人な人のみが使える術)とされてる印象がありますが(だからピラミッドの頂点に山術なのかな…)、医術を身体、山術を「悟り」として捉えた場合、特殊な術というよりかは、もしかしたら山と医は、あらゆるものの土台なんじゃないかという気がしてます。

なので↑は私の見解によるところの図解です。笑 (原典の意味はそうじゃないかもしれませんが^^;)

でも、アプローチ的に考えたら、ピラミッド型の図解はしっくりきます。アプローチの難しさでいったら、山術が一番上にあるのも頷けますし、山術を会得した人は、その下にある術を全て包括しているようにも思えるので。


この命・卜・相・医・山ですが、心と身体の両方を中心にケアする医と山に、予測や判断材料としての占術を組み合わせて1つ、というように、それぞれがバラバラではなく、それらを全体の1つとして捉えるのが本来の道なのかなと思ったり。この辺はまた最後にまとめます。

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西洋と東洋の違い

さて、話は戻りまして、ここからは、命術、卜術の西洋・東洋の個人的に感じた(感覚的な)違いについてまとめます。
※自分の知ってる占術からの言及になるので知識に偏りがありますが;


西洋占術(西洋占星術やタロットなど)

西洋占術に代表される、西洋占星術やタロットなどは、個人による差は多少あれど、大きな流派や派閥などなく、間口も広いため、独学しやすい占術だと言われています。
師匠などはいなく、独学でプロになった方も大勢いらっしゃいます。(もちろん師に教わってプロになった方もいます)

特に、西洋占星術は、雑誌やTVの12星座占いなどから今は大衆に知られているため、一般的にも親しみやすく、かつ理論体系がしっかりしている(参考書もたくさん出ている)ので、学びやすいです。
敷居が低いとでもいうんでしょうかね。初心者でも入りやすい。

しかし、敷居が低いからといって内容が浅いわけではなく、いざ本格的に勉強してみると、すっごく奥が深くて、色々複雑な見方もできるし、突き詰めていくと幅広く、そして深く色んなことがわかるディープな占術でもあるので、素人向きだけじゃなく玄人向きでもある。
西洋占星術は、浅くも深くも楽しめる、可能性の広い占術だなぁと思っています。

また、心理学との融合も深く、心理占星術という分野もあります。心理というだけあり、その「人」によって見ていく傾向があり、解釈に心理的な要素があり、幅が広いです。


東洋占術(四柱推命、紫微斗数、算命学、七政四餘、易占など)


対して、東洋占術は、よく、独学は難しいと言われています。
それは四柱推命をはじめとした東洋系の占術は、流派が数種類あるし、口伝による伝承(秘伝)も多く、その分それぞれに閉鎖的なので、そう言われているのかなぁと思います。

なので敷居が高い感じがします。限られた人間だけに伝わるイメージなので間口が狭い。
だけど、それだけ東洋占術は「本格的」というか、吉凶鋭くでるし、ずばっと「当たる」感じがします。
占術の種類にもよりますけど、見方が結構ロジック的なので、占術者の解釈の幅が西洋占星術に比べると広くないようなイメージ。誰が見ても吉凶がはっきりわかるというか。流派によっては神の教え(神理)というような概念(絶対運命論)的な要素もあって、だからあそこまで断定的に言えるんだろうなぁと思いました。

あと、吉凶が明確な分、どちらかというとネガティブなこと言われますね^^;占断もネガティブに着目するというか。

その点、西洋占星術は、「心理占」と言われるだけあって、人によって解釈が違ったり幅があるので、ネガティブも良いようによってはポジティブ解釈にできる。だけど、その分下手すると何でもあり的な曖昧な解釈になる可能性があるので、占術者の見解の差によるところも大きいのかなぁと思うところはあります。


しかし、術者による見解の違いというのは、もちろん東洋占術にもあって、四柱推命などは流派や人によって見方や解釈がだいぶ違うこともあり、比較的他の流派へ排他的な印象です。だけど、やはり東洋的な宿命論みたいなのも根本にあって、宿命論(吉凶の判断が厳密に定められている)が故に西洋よりも異論が認められづらいのかな、とも思いました。専門じゃないので流派による違いは語れませんが、そういう背景もあってか、いずれにせよ、語るには一概に語れない難しい占術だなと思います。。。


また、算命(学)についてですが、これも東洋から伝わり、四柱推命とも基本的なロジックは似ているなぁと思いますが、こちらはより自然の理論に基づいた考えが根底にあって、それを人間の生き方や人生観に当てはめた占術というか、独自の「人間学」という感じがします。術というか、それら含めた人間の学問。だから算命"学"なのかな、と。算命学にも流派がありますが、四柱推命とはまた似て非なる占術だなと思いました。


東洋占術の個々の詳しい内容はここでは割愛して、東洋占術にはどのような種類があるかだけざっと記します。

<命術>

  • 四柱推命(子平八字)
  • 紫微斗数
  • 算命学
  • 九星気学
  • 七政四餘(七政四余)*1
  • 宿曜占術*2

<卜術>

  • 易(周易・断易)
  • 六壬神課*3

<相術>

  • 奇門遁甲*4
  • 風水
  • 姓名判断
  • 手相(西洋手相もある)
インド占星術


あと1つ言及しておきたいのがインド占星術です。

インド占星術はJyotish(ジョーティッシュ=光の科学)と呼ばれ、論理的で再現性が高い占星術と言われてます。

インド占星術は東洋と西洋の間というか、よく紫微斗数や宿曜占星術、西洋占星術に似ているとも言われますが、
その価値観は、西洋占星術とは似て非なる部分があります。

しかし、基本、使う星座や惑星、12の宮など、用語等、似ているところはあります。(古典の西洋占星術に近いです)


また、宿曜とも関連が深いです。

宿曜は起源が諸説あるのでどちらが先とかは明確なのではないですけど、一応今言われている流れが以下です。

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一説には、インド占星術は5000年の歴史があるとも言われています。

インド占星術は、その占術自体がヒンドゥー教の思想や世界観と一体化してます。
なので、その世界観や価値観がしっかりあり、ヨガや瞑想、宗教の思想など含めて総合的な体系として確立されています。

西洋占星術との違いは、ホロスコープを作るときの基準(方式)の違いなど、多々ありますが、特に大きいなと感じる部分はやはりその世界観というか解釈の違いです。



<追記>
インド占星術についてや、西洋占星術との違いはこちらにまとめました。↓










東洋西洋違いについて個人的な見解まとめ


例外なくダラっと長くなりましたが、ざっとまとめると

  • 覚えるまでが大変だが一度そのロジックを会得すれば、吉凶はっきり占える東洋占術。
  • 導入しやすく、浅くも深くも人の心理面にまで寄り添える西洋占星術。

それぞれどちらにも良さはあるので、どちらが良い悪いかというよりか、この辺は一長一短なので、あとは好みの問題ですね。



あと、これはかなり余談で個人的な見解なのですが、なんか西洋占星術やってる人は明らかに女性の方が多い気がするのですけど、一方、東洋占術を生業にしてる人はそれに比べると男性(特に年配の方)が比較的多い気がします。。。(それぞれ男性女性の占術師がいるので、本当一概に言えませんが)

私の勝手な推測だと、東洋占術の方がロジック的(数理的)だから比較的男性にも好まれて、西洋占星術は心理的要素が多いので、より女性に好まれやすいのかなぁと個人的に思ったり。
まぁ以前の記事でも言及したように、占い(神秘的なこと)自体、女性の方が圧倒的に多いんですけど、あくまで勝手な推測。笑




それぞれの分野に、それぞれのスペシャリストがおり、独自の理論や思想、信念をもって占術をされてると思うし、占術の違いは、それぞれに考え方があるので、一概に、どちらが良い、悪いや、当たる、当たらないとかの優劣つけれるものではないです。

なので、とりあえず私の個人的な印象はこんな感じ。ということで。





全体まとめ


そして、最初の五術の話に戻りますが、「占い」とは本来占いだけをやってるのが占いではなく、それぞれがそれぞれとして独立しているわけでないというのが、この命・卜・相・医・山の全体像からわかります。

医療は医療、占術は占術、ヨガはヨガ、など、それぞれがバラバラに伝わっているので、一見わかりづらいかもですが、本来は命・卜・相という予測する占術に、医・山を組み込んだとき、全体として調和するものなのかな、と。


だから、「風水的にいいからと高額な開運グッズを買いまくって家族に迷惑かけている」とか、「占いにハマりすぎて占い師の言いなりになって周りが見えなくなっている」とか、もしそれでご自身が心身共に健康な状態でなくなってるのであったら、それは本来おかしな話で。

先ほど少し触れましたが、健全な精神は、健全な身体に宿る(逆も然り)というように、健全な心と身体が土台にあってこそだと思うので、「運気が悪く、必ず悪い結果をもたらすから一切外出しない」とか、「何百万回ここへお参りしなさい」とか、心身のバランスが崩れるような占いの使い方は本末転倒だと思うわけであります。。




全体のバランスがあったうえで、その手段を各個人で目的別に使い分けることができればいいのではないかと思います。

占いはあくまで自分の有効な手段として使うツールだと改めて思う今日この頃でした。

*1:七政四餘とは、中国の陰陽五行とギリシャの四元素にインドの密教思想が融合された、いわば、四柱推命、紫微斗数などの東洋占術のベースとなる占術。理論には、宿曜やインド占星術の要素も組み込まれているが、それゆえ、理論体系が、複雑で難解なため、現在実占で使用する者はほとんどいない。東洋命占多くは計算から導きだした仮想天体を扱うのに対し、七政四余は実在の星(七政)と仮想天体(四余)を両方使用する。

*2:宿曜とは、天の月の通り道(白道)上を分割し(28等分またはそれぞれの宿に固有の角度を設定し分割)その分割した経線帯をそれぞれ宿とする宿曜経に書かれたものを、占術として用いたのが宿曜占術とされる。説によっては、27宿を使用する。中国で発生した系統と、インドで発生した系統で多少の違いがある。

*3:六壬神課とは、東洋版のホラリー占星術とも言われ、相談された時刻より、四課三伝の課式を作成し、配置された星で状況を占う。占うにあたって式盤を使う式占の1種で「六壬式」または「玄女式」と呼ばれる。

*4:奇門遁甲とは、中国戦国時代に使われた術の1つで、物事と関わる際最良の日時、方位を選ぶ占術。古くは兵法として用いられ、現在では開運術や方位術として使われる。占うにあたって式盤を使う式占の1種で「遁甲式」と呼ばれる。

宇宙の成り立ちのお話が興味深すぎてやばい

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ここ最近、むつかしい話に頭を悩ませてる記事が多かったので
今日は、以前偶然見た番組の紹介の記事。というか自分の備忘録。


先月の話ですが、2月の頭に実家に帰ったときに、たまたまつけたTVで偶然やっていた番組
「村山斉の宇宙をめぐる大冒険」

私がつけたときは、1月に放送したやつの再放送だったみたいで、タイの有名なお祭りの映像が流れてました。↓これ


「あーこのランタン飛ばすやつ有名だよねー」とか家族で言いながら、何の気なしに見てました。

ほんとたまたまつけてやってた番組で、特に見たいと思ってつけたわけではないんですが、


「この放たれるランタンは、宇宙の拡がりに似ています」


と解説の村山斉さんが言ってから、みるみるうちに宇宙の話に…

それから、この番組の内容は宇宙の話だ!ということに気づいてから真剣に見だして、そしたらもうやる内容が、全てものすっっっっっごく面白くて、どんどん引き込まれて、もう食い入るように画面に張り付いてみていました。笑


むずかしい用語などもありますが、とにかく話の内容が面白いです。

時間はちょうど1時間くらいで、チャプターにわけて解説しています。

世界にある色々なものに例えて話しているので、わかりやすいし、映像が綺麗です。
わからなくても映像が美しいので、それだけでも楽しめる。



私は小さい頃、宇宙に関しては、宇宙図鑑や、このあたりの本を見ながら目をキラキラさせていました。笑



今でもたまに眺めます。笑

こういう本が好きな人や宇宙好きにはおすすめしたい番組だったので記事にしました。


が、


ただ、1つ難点が・・・

放送が、BSプレミアムなんだよなぁ。


私が見だしたのは途中からだったので、最初からちゃんと見たいなと思い、再放送のときに自宅で録画しようと思ったら、契約がないので出来なかった…
なので実家で録画を頼みました。笑


すでに放送は終わってますが、私が見たのも再放送だったので、きっとまた再放送してくれるんじゃないかと思っているんですが、

再放送やってくれるにしてもBSプレミアムじゃ見れない…


ここで次のシリーズもやっていて、他にも面白そうな番組が目白押しですが、BSプレミアムなので見れない……orz


BSプレミアムじゃなくて、もっと誰でもみれるチャンネルで、再放送してほしいなぁ。

※追記※
DVDが発売されたので、買っちゃいました。笑
再放送で見た以外の部分もあって、満足です!

【続】自由意志と宿命論(占術)の関係について考えてみた。

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www.astro-study.net

タイトル通り。以前書いた上記の記事について、また最近思うことがあったので記しておこうと思いました。


↑の記事でだらだらと長ったらしく書いてますが、簡潔にまとめると

私は以前この記事で、「自由意志」を完全否定する意見について悩んでいて、
その理由は「引き寄せの法則」の手段的なもの(アファーメーションなど)は、この場合はどのような見解になるのか?としたことで、自由意志と宿命論との脳内議論みたいなことをしていたのですが


最近、これまた偶然にまたある意見を目にすることがありました。それが、




信仰宗教の熱心な信者の方が大熱で寝込んでいた時に、
「これは神様が休息をお与えになったということなので、感謝しながら休んだ」と言っていて、

それに対して、方法はどうあれ、この方は自由意志の放棄に成功しているというお話でした。




放棄の方法は、潜在意識でも宗教でも神様でも、別に何でも良くて、要するにここで言う「放棄」とは、自分の意志で何かをどうこうしようとしないこと。



つまり、何が言いたいのかというと、ここでの大事なポイントは、「自由意志」=「自我(エゴ)」と捉えていることです。







先ほどの話は体調の話でしたが、

それを例えば、めっちゃ不幸に直面した時に置き換えたら、

この人はきっと
「これは神様が試練をお与えになったということなので、感謝して受け入れた」

となるのではないかと思いました。



「現実に抗うこと」が「エゴ(自由意志)」だとすると、

「何故、自分はこんなに不幸なのか」「何故、神様は助けてくださらなかったのか」となりがちですが、

神様であろうが、潜在意識であろうが、要は「それは、最善の選択であった」と思うこと。

要するに「そうじゃない」と思う自分=自我(エゴ)を手放すこと。




そう考えると、前回の記事に書いた、「自由意志は少ない」「純然たる不幸に意味はない」「不幸の意味を考えてはいけない」と言っていた方の意見も腑に落ちます。

この前回の意見の方は、その上で宗教を否定してるような意見も見られたので、余計わかりづらかったけど、

なるほど。「自由意志」を「自我(エゴ)」だと捉えてみるなら話もわかる。



自我(エゴ)の手放し」となれば、引き寄せや宇宙の法則(潜在意識関連)の話に通じるものがあります。






この「自我(エゴ)」というものは、重要だけどものすごく厄介で、特に、潜在意識関連の話を理解する上ではおさえておきたい概念なので、自我(エゴ)の話はいずれまた詳しく書こうと思います。







それにしても、この命題を考えてから、1週間ちょっとで、また新たな回答を得られるなんて、本当に面白いです。


ユング心理学でいうと、共時性(シンクロニシティ)ってやつですかね。




今回のテーマの自由意志と宿命論(占術)の関係についてですが、


自分もそうなんですけど、思うに、先天的「凶」の要素が多い人ほど、人の「運命」というものに興味を抱きやすく、そしてそれについて深く考えがちな気がします。笑


自分の占い(命式)にも出ているんですが、私は「凶」だからと言って「はい、そうですか」と黙っているタイプではなく、わりと「反骨精神」が強いように思うので、自分の中の「きっともっとみんな良くなる方法があるはず!」と思う自分が、このテーマにすごく反応したのかなと思いました。笑

それがエゴだと言われれば、そうかもしれないんですけどね。笑

例えば「正義感の強い」人には「正義感を試すような事象が現れる」と引き寄せ関連では言われますが、似たような感じです。笑


うーん。エゴって本当に厄介で難しいです。。。




潜在意識関連を研究していくと、必ずぶち当たる「自我(エゴ)」という壁。

この概念を思い出すことで、前回の問題が腑に落ちたように、この前の陰陽二元論の話ではないですが、宇宙において物事は常に表裏一体なので、「自由意志」と「宿命論」一見矛盾しているように思えるのですが、もしかしたら実は表裏一体なんだろうな、という気がしてます。

自分の知識や語彙能力が足りず、言葉でうまく説明できないのですが。泣

引き続き、色々アウトプットしながら、わかったことや気になったことをその都度まとめていきたいです。

自由意志と宿命論(占術)の関係について考えてみた。

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最近もっぱら考えてることなのですが、

よく占いとかで個人を鑑定するとき、占いには命占(命術)*1と、卜占(卜述)*2いうものがあり、人の生まれ持った運勢を判断するときは命術の方をよく使うと思うんですけど、


最近、東洋と西洋の占術や、心理学、自己啓発(成功哲学&スピ&引き寄せ)系の本とか色々と勉強してて思うのだが、


「生まれ持ったもの」というものがありつつも、そこに「自由意志」はあるのか、という話。


大変興味深いな、と思う。



そのことに関しては、以下のケヴィン・バーク著の西洋占星術を記した本でも言及していたのですが(以下抜粋)、

「占星術も他の占いも、明らかに宿命と予定説の立場にあると常に思われている。仮に私たちが実際に自由意志を持っているなら、人々はいかにして未来を予言することができるというのか?」

「もし自分自身のために選択することができる真の自由があるなら、自分が誰であるかを出生チャートはどのようにして示すことができるのだろう?」


引用:「占星術完全ガイド」P.38


上記の問に対し、自ら以下のように答えている。


「わたしたちは絶対的な自由意志を持っている。しかしながら、わたしたちはそれを用いることはほとんどない。」

「もしわたしたちが出来事の流れに単に身を任せているなら、宇宙のエネルギーがどのように流れていき、そしてその結果どのような事態が起こり得るかを示すことになる。けれども、質問を訪ねる個人は絶対的自由意志を持っているがゆえに、出来事の中で自分個人の役割を変えることによって、最終的な結果へと大きな影響を与えることもできる。」



「誕生チャートは人生のまさしく出発点であり鋳型であるが、私たちはそれによって限界づけられてしまうわけではまったくない(そう考えてしまうと、それは宿命論的なアプローチとなるだろう)。その代わりに、絶対的な自由意志に近づいていくことによってのみ、私たちは自分自身を制御できるようになるのである」

引用:「占星術完全ガイド」P.38-39


この後、本の内容は「ではいかにして占星術は作用するのか」と続くのですが、




この上記の解答に対して、
「私たちに自由意志はない」「絶対的自由意志という言葉はインチキ教祖の言葉」「純然たる不幸に意味などない」



という意見などもありました。




今回私は、これを色んな側面から考えてみたいと思う。



「引き寄せの法則」の手段として使われる、アファメーション系ものは、この観点からすると、どのようにみたらいいのか。これらの側面からみた「自由意志」とは一体なんなのか。


「自由意志はありません」と言われると、「そんなことないでしょ」と言いたくなりますが、

でも確かに、星の事象などが的確に個人のことを言い表している事象と実際の事柄が一致した場面では、星の影響ってあるなぁと思ったりします。

個人的な体験ですが、占星術を知る前まで、ずっと「これは一体なんなの?!?!」と、言葉では説明できなかったものが、星ではっきり証明されていたときに、ぞっとしたという経験もあったりして、抗えないものも確かにあるんだな…とも思ったり。


哲学的、科学的な知見で聞くところによると、厳密にはそもそも人間に「自由意志」なんてものは無いらしいけど。。(自分が選択するよりも前に脳が選んでいるとかいう話)

lahtnas.hateblo.jp
↑内容は結構難しい
こちらのサイトのがシンプルに書かれていてわかりやすいかも。


そういうのも含めて、「自分の意志で進んでいると思ってたことが、未知なるもの(星)で表されていたことだった」ことから考えると、

確かに、「自由意志ってなんだろ…」と思うところもあります。





今回私がみた「自由意志は少ない」と言う意見の方は、どうやら、不幸のなかで「絶対的自由意志」などを掲げるカルト宗教的なものに心を傾倒しないように、という懸念があるような感じでした。

だから「不幸」の意味など問いただしてはいけないのだと。理由がないから救われるのだと。



なるほど。確かに、思慮深い人だったり、考えすぎちゃう人とかって、精神性が高い人も多いので、「思想」なども使い方によっちゃある意味危険になりうる可能性もあるので、本当紙一重ではあるんだよな~とも思う。


なのでまぁ、これも一理あるな、と思ったり。






話を戻して、


しかし、ケヴィン・バーグが書いた「自由意志」(本から私が捉えた文脈の「自由意志」)の意味って、何もそういう側面のことだけを言っているのか。というところなんだよな。






特に、東洋の占術(四柱推命や紫微斗数などの命理で吉凶を表す占術)は吉凶がはっきりしているので、


「あなたは、人生生まれつき凶です」って言われて、それで終わりではなく、

「じゃぁ、どうしたらいいのか」ってことを知りたい人って結構多い。(私もだが)

まぁ、占いはあくまで結果であって、それを知ってその後「どうするのか」を実行するのは、他ではないもちろん自分自身ですけどね。


そういう意味でいう、アファメーションとかに使われるようなものは、その本質を理解していけば、個人的は結構、能動的でポジティブなものに感じました。
だって、自分で自分を変えていける(現実-未来志向)の方が、夢があるな、と。笑

なので、有効性を感じるのであれば、個人のレベルで自分の人生に活用していっていいと私は思うけどな。。

これは「自由意志」とはまた違うことなのかなぁ?


あ、ちなみに東洋の占術を否定してるわけではないです(むしろ今勉強してるとこだし)
曖昧模糊な判断で、結局どっちなのよ??っていうときには、吉凶が明確で鋭い方が良いこともあるので。

ただ、どうして(原因)より、じゃあどうしていくのか(目的)ってのが大事だな、と常日頃思うわけで。

この辺はなんかちょっとアドラーっぽいですが。笑


このあたりが、自由意志を完全否定するのもまた何か違うんじゃないかと思う理由でもあります。

何をもって「自由意志」とするのか。




そして、この記事を1週間前に書き始めてから、最近、また1つ思いついたのですが、「自由意志」っていうのは、もしかしたら「つかみ取る運」なのか?とも、ふと思ったり。


出生図に表されるような運勢が、先天的な運だとしたら、自由意志は、後天的な運。


自らがつかみ取る、引き寄せる、たぐり寄せる運勢、的な。ことなんだろうか。


わからないけれど。。。笑







とりあえず、先天的であれ後天的であれ、自らが楽しいと感じ、自分も、そしてみんなも幸せになれるものを自らの意志で選びとれるのが一番良いのではないかとも思うのだが


「そんなことできたら苦労しないよ」とか、「自ら選びとるのが難しいと感じるから、宿命とされてるんじゃない!」なんて言われたら、水掛け論というか、議論は終わりそうにないけど。。笑




よって、この「自由意志と宿命論」問題は、突き詰めるとわりと深く、これからも考えていきそうな命題でもあります。


でもただ単純に、みんなが楽しく人生(今)を生きれたらいいな、ということに最終的に帰結するのだとしたら、宿命論だろうが自由意志だろうが、たどり着きたい場所(目的)は一緒なんだよなぁと思ったり。笑




そのために占星術などをはじめとした、目に見えない事象や理を研究されてきた学問などがあるんじゃないか、と思う今日この頃でした。





続編↓
www.astro-study.net

*1:生年月日や場所など、生まれたときに定められた不変的な情報を元に運勢を読み解く占術方法(西洋占星術や四柱推命など)

*2:偶然性に表れた象徴を用いて事柄の成り行きを占う占術方法(タロットや易など)

アストロダイスを使って自分の来年の運勢を占ってみた。

アストロダイスとは、西洋占星術で使われる、「サイン」「ハウス」「感受点」のそれぞれ記号が記されたの3つの12面体サイコロのこと。これらを振って、出た目の表意を組み合わせて読むのに使います。

 

ちなみにこれがアストロダイス

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下段(手前の方)のカラーのダイスでいうと、一番左(青)がハウス、真ん中(赤)がサイン、一番右(紫)が感受点(天体)のアストロダイス。

 

 

上記の記事でも書きましたが、西洋占星術でのホロスコープの読みは、「サイン」「ハウス」「天体(感受点)」「アスペクト」を組み合わせながら読み解いていくので、非常に複雑で奥が深いです。

アスペクト抜きにしても、10天体(感受点)×12サイン×12ハウスだけでも単純に考えて1440通りの組み合わせがあるので、自分のネイタル(出生図)に全く無いサインや馴染みのない組み合わせなどは、すぐに言葉が出てこないときがあります。

たくさんのホロスコープを読めなくても、このダイスを使えば、感受点×サイン×ハウスの組み合わせが瞬時に出来上がるので、3つの出た目の表意を組み合わせて言葉にするといったホロスコープを読み解く基礎練習がいつでもどこでも手軽にできます☆

 

また、これらのアストロダイスはそれだけで、卜術(卜占)*1的な占いができます。

占星術勉強会などでもよく使われており、ト術で占っても結果的には読み方の練習になるので、練習でも練習でなくても、ト術的な使い方をして使った方が楽しいかも。笑

 

 

基本はサイン、ハウス、感受点の3つのダイスを振るだけでよいのですが、私は、上記の写真にもあるように、今まで持ってたアストロダイスとは別に、さらに新しいアストロダイスを買い足してしまったため…(買いすぎ。笑)、たまにその2つのダイスと、さらにオリジナルダイス(アスペクトダイス)も使った複合的な使い方をしたりします。。笑

 

 

せっかくなので、卜術的な方法で、冬至のときに自分の来年の運勢を占ってみました。

で、出たのが、これ。

 

 

 

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【2017年の運勢】

・牡羊座(サイン)

・天王星(感受点)

・2ハウス(ハウス)

  ×

・ドラゴンテイル(感受点)

 

 

 

ここからはかなり個人的な考察記録メモで、ひとりごと感覚で好き勝手に書いてるので読み飛ばし推奨。笑

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牡羊座×天王星というと、今の、現行の空だ。天王星が牡羊座にイングレス*2したのが2011年。天王星は1つのサインに7年いるので、2018年まで天王星が牡羊座にいる。来年…2017年となると牡羊座×天王星のラスト1年ってことだ。それが2ハウス…。今、空が世界に示しているものを、個人的に最後までやり切れってことか…

 

そんでもう1つの感受点ダイスがノード*3…!ノード(ドラゴンヘッド/ドラゴンテイル)とは月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)の交点のことで、実際にある天体ではないが、重要な感受点の1つ。

占星術上の解釈だと、ドラゴンテイル(サウスノード)*4は一般的に前世のやりつくした事柄や、縁とかカルマを表すといわれていて。ノードは、一般的に過去世とのつながりの解釈が多いため、抽象的でわかりづらいのだが、私は、周囲の人間関係を表すという意味でも「縁」のポイントという感じで見ている。そういえば来年は私のネイタルのドラゴンヘッド(ノースノード)*5にも天王星がかかるな。。。(汗)

 

 

これに対して、私は実験的な使い方で、アスペクトダイスと感受点ダイス、さらにサビアンシンボル*6に見立てた30面体のダイス+タロットでもう少し具体的に見てみる。

 

 

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【具体的な動き・方針】

・トライン(アスペクト)

・ドラゴンヘッド(感受点)

・25度(サビアン)

 

【具体的な意味】

・カップの騎士

 

またしても感受点でノードが…!!だけど、今度はドラゴンヘッドの方。アスペクトがトラインの、サビアンは25度。。となると牡羊座の天王星に対してと考えると射手座か獅子座の25度。で、タロットはカップのナイトときたもんだ。

 

総合して読み解とくと、とりあえずメインの3つのアストロダイスから、

最後まで自由で自分らしく勢いよく、自己改革していけ!って感じだろうか。それが2ハウスっていうと、 天王星がくれるよいアイデアを、スピード感をもってどんどん自分に落とし込む…形にしていく。また、2ハウスは財を表すところなので、経済状況に関して出入りが激しそうな1年になりそう、とも読むことも出来そう。。(すでに来年の予定から散財の予感はしている……;;)笑

サビアン25度の度数は自立した自給自足の完成した度数。ノード(ドラゴンヘッドとテイル)が両方出てるところから、そうした1年は過去世においても縁深いポイントと言えそうだ。そしてそれはより活発で安定的に調和的にもたらされる。。

 

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最後に出たタロットは小アルカナのカップの騎士(ナイト)。。具体的な意味を問うて、コートカード(人物のカード)が出たので、これまた意味深。

アストロダイスでタロットも一緒に引くときは結構心情を表してることが多いんだけど、なんとなく、先ほどの「縁」という流れから直感的に思ったのは、そういう人と関わりがあるのかな。または騎士(ナイト)を自分自身だと捉えると、もっと素直になって、心情の赴くままに心と感性を大事にしましょう的な。2017年。

騎士(ナイト)のカード自体が、「物事が動き出す」ときに出やすいカードなので、想いを言葉と行動で表現しよう。とも取れる。

 

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個人的考察終わり。 

 

とりあえずそんな1年という風に出た。 笑

 

アストロダイスの良いところは、3つのダイスの組み合わせで、自分(の言葉)で自由に解釈できるところだなと思います。同じダイスを見ても、人によっては違う角度からの解釈だったり、多種多様な言葉で表現されるので、占星術を勉強してる方と一緒にダイスを振ったりすると参考になって面白いです。

 

なにはともあれ、このアストロダイスの結果は、実際2017年を過ごしてみて、来年の年末に自分で答え合わせ出来たらいいなぁと思います。 

 

 

 

今日は、山羊座で新月です。

新月図見ましたが、水星(逆行中ですが)と一緒の新月が、海王星と一緒の火星とタイトにセクスタイル(60度)ですね。なんか新月の願い事がいつにも増して宇宙に届きやすそうだな、と思いました。笑

 

来年も、星の勉強や、未知なる不思議と興味への研究を楽しみながらこつこつとやっていこうかなと思います✨

 

 

 

 

 

*1:タロットや易などの、偶然性に表れた象徴を用いて事柄の成り行きを占う占術方法のこと。一方、生年月日や場所など、生まれたときに定められた不変的な情報を元に運勢を読み解く占術方法を命術(命占)といい、西洋占星術や四柱推命などは命術にあたる。

*2:感受点がその固有の運動によりサインに入ること。入宮。

*3:実在の惑星ではなく、計算によって導き出される、月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)の交点のこと。この地点の近くで新月・満月が起こるときは、日食・月食になる。ヨーロッパでは、日食・月食が起こるポイントを空飛ぶ竜が太陽と月を食らう姿をイメージしたことから、星が姿を消す2つのポイントを竜の頭(ヘッド)と尾(テイル)になぞらえて、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル(一般に昇交点・降交点)とも呼ばれる。これら2つの点は正反対に位置し、約19年で1周する。

*4:黄道に対して月が南下するポイント(降交点)

*5:黄道に対して月が北上するポイント(昇交点)

*6:12星座はそれぞれ30度に分割されており、全天は360度のその1度ごとに特別な意味があると考えられている。その1度ごとを詩文で表現した360個のシンボルのこと。1925年、アメリカの占星術家であるマーク・エドモンド・ジョーンズが創った比較的新しい占星技法で、ジョーンズとエリス・フィラーという透視能力のある女性詩人によって実験された。サビアンシンボルは数え度数を使用する。