星を研究する人

星や宇宙、占星術、タロット、哲学、心理学、潜在意識や引き寄せ、悟りといった、学問的なものからスピリチュアルなものまで、興味あることを自分なりに追求しまとめるためのマニアックブログ

占星学について超初歩的なまとめ。

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占星術「Astrology」とは…

天文学上の理論と観測技術によって導き出された天体の運行状態を図表化し、出生天宮図「ホロスコープ」として再現して、そこから個人の運命を推理考察していく独特の学問体系である。

(ルル・ラブア)

 

語源は「Astro(天体の)」+「logy(学問)」という意味で、

天体の運行と地上の人間生活の現象との関連を追及していく学問体系の1つ。

「占星学」ないしは「占星術」*1と呼ばれます。

 

私たちの住む地球は太陽系という銀河のうちの星の1つで、実際、地球は太陽の周りを回っているとされていますが、占星学では基本的に、地球から見た空の位置で判断します。

 

 

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つまり、地球から見た空(宇宙)をひとつの球体(以下、天球と言う)として捉えます。そのように天球として空をみたとき、太陽はこの天球を一年かけて一周するようにみえます。

 

その天球上の太陽の見かけの通り道を黄道といいます。

 

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黄道は赤道に対し傾いており*2、赤道と2点で交わっています。太陽が赤道を南から北へ通り抜ける点を春分点といい、北から南へ通り抜ける点を秋分点といいます。

(私たちも知っている太陰暦の二十四節気で言う「春分」「秋分」は、この地点に太陽が通ったときを言います)

 

この太陽が通過する黄道上にある恒星の星座を「黄道12星座」といいます。

私たちが昨今占いなどでよく聞く「12星座」の名は、太陽の通り道(黄道)にある
12個の星座からきているのです。

 

この春分点を0度として、黄道を東回りに360°を30°ずつ12ブロックに便宜上に分割したものを、「黄道12星宮」*3としています。

 

そこを動く天体(星)たちの多種多様な動きや、天体(星)たちの配置を表したものをホロスコープ(Horoscope)と言い、そのホロスコープを読み取り、その人の性質や運勢などを解釈していくのが、西洋占星術です。

 

 

 

西洋占星術で扱う星、「天体」とは「感受点」とも呼ばれ、

主に、太陽と太陽系の惑星と、地球の衛星である月を指します。

・月・太陽・水星・金星・火星

・土星・木星・天王星・海王星・冥王星

(冥王星は2006年に太陽系惑星から外れてしまいましたが、占星術では影響のある星として現在も使用)

 

これらの天体はそれぞれがそれぞれに与えている影響が異なると考えられており、また位置によってもその特色や作用が違います。

よく一般的にTVや雑誌の占いで見かける、「あなたは○○座です」という占いは、太陽の星座(牡羊座の場合、生まれたときあった太陽の位置が牡羊座(白羊宮)にあったという意味)のみに言及しており、これらの天体(月や水星、金星、火星など10天体)が牡羊座にあるとは限らないのです。

 

 

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月がどの星座にいて、金星がどの星座にいるか、というのは多種多様なため、それぞれさまざまな側面から解釈していくことができます。

めちゃめちゃ奥が深いです!

 

占星術の基本で解釈の元となる星の配置図(ホロスコープ)については別途後で記事にします。

 

 

 

占星学は、「その人が誕生したときの惑星の配置と、その後の惑星の運行を調べることによって知ることができる」という考えが前提です。

じゃあ運命が絶対変えられないのか、といったらそういうことではなく、星を「活用」してより良く生きることのヒントにできるということなのだと思います。

 

自分は占星学を勉強してから、自分の出生ホロスコープ*4をこれでもかと見ているのに、占星学を勉強すればするほど、また新たな発見があったりして、ホロスコープ、しいては占星学のその奥深さに毎度関心させられてます。

 

自分としては、占星学は「人生をより良く生きるためのヒント」「人生の指針」というツールとして有効的活用していきたいと思います。

 

*1:ここでは一般的に西洋占星術を扱う

*2:公転面の垂線に対して地球の地軸が傾いているため

*3:地球の自転による歳差運動によって、12星座は毎年少しずつ東から西へずれ、実際の恒星である12星座と12星宮は位置がずれてしまっている。そのため、西洋占星術では、「12星座」を恒星で出来た星座のことではなく、春分点より12区分した、指標としての12星宮(サイン)として扱っている

*4:この世に生まれおちた瞬間に空にあった星の配置図=ネイタルチャートとも言う